怪物、招待客はコックさん ページ37
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「てか大きくなったよね」
「うーん、日に日に大きくなってるよ。前会ったのいつだっけ先月？」
「事務所で見たのが最後。俺引っ越しのとき来れなかったし」
「そうだそうだ。……あれじゃウチはじめて？」
「そうですよ？」
「、いらっしゃーい！」
キッチンからリビングに移動して、へへっと笑いながら自分を見上げるAに「どうも？」と返した。
引っ越す前の彼女の家には何度か行ったことがある。
倹約家で実体に執着しないAらしく、物が少ない殺風景な部屋だと思っていた。
だが、今日来た部屋はどうだろう。
物が少ないのは相変わらずなのだが、部屋のところどころに キャットタワーやら自動餌やり機などが存在感を放っている。
「座ったら動かなくなるけん、もう作ろっかな」
「いいん？一息つかないの？」
「うん。テレビ見ててよかよ」
「手伝う、」
「……じゃあすぐ出来るからそこにいとって」
ダイニングテーブルに目配せして、真人はキッチンへ戻っていく。
ラジオ終わりに『マナちゃんの手料理が食べたい』とリクエストをしたのはA。2人きりの仕事は久々だしこの後ご飯でも誘うかな〜と漠然と考えていた真人は、彼女の家に行ったあとの展開をよく予想もしないまま返事をして今に至る。
「何が出るかな？何が出るかな〜？」
「冷やし中華とお造り」
「すぐ言うやん(笑)」
「この材料で、他に出せるかぁ？」
ダイニングの椅子に腰掛けて、コムギを膝に乗せたAが期待に満ちた眼差しで真人を見ている。
本当は冷やし中華だけと思っていたのに、買い物の最中に『お刺身安くなってる！なぁ、安いでこれ』と主張してくるもんだから、食べ合わせなんてあったもんじゃないなと言いながらも気が付けばカゴに入れていた。
ピコンとカメラの録画ボタンの音がする。
きゅうりを切っていた手元から視線を上げたら、Aが真人の方にスマホを向けていた。
「、撮っとる？」
「マナちゃんがうちで料理してる」
「面白いことしようか？」
「で、できるのー？」
口ぶりから煽られてる気分になった真人は、包丁の手を止めないままエグい変顔を作った。きゃははっと笑い声を上げるAに(その動画ぜってえ誰にも見せないで欲しいなぁ)と思う。
「その動画ぜってぇ誰にも見せねーで欲しいです」
「わかりましたー(笑)ホンマにやばい」
クスクス笑うAの手元が気になるのか、コムギがグッと前足を伸ばして彼女の手首にかけた。
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くぼりや最推し(プロフ) - ヤキモチやいちゃうモンちゃんかわいすぎて一生ニヨニヨ(ニコニコ➕ニヤニヤ))してますわ〜 (4月29日 17時) (
レス) id: 90a2e6930a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ミリアさん» マジでこちらもいつか絶対書きたかった構図なので、ここか？ここでいいのか…？と思いつつ間違いなく人生の特別な日に放ったわけです！喜んでいただけてよかった！幸幸💫 (12月26日 19時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - ちょっとごめんなさい、えーっと、これは夢ですか？ﾊﾞﾁｲｹスーツ姿の男7人とドレスのモンちゃんの構図、ずっとずっと私が個人的に夢に見ていたものでした。ですので思わぬ最高のクリスマスプレゼントにモンちゃん同様言葉を失っております。感涙。白さんに幸あれ... (12月25日 19時) (レス) @page50 id: e9170fcfd6 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - masayo_8さん» 何かと重ねて読んでくださる方がいると思うと、大事大事にしないと…と思いますね。私も作り手ではありますが、幸せになれーと思いながら色々妄想してますよ笑 (12月25日 0時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - モンちゃんのお誕生日は、つい先日亡くなったワンコのお誕生日と近くて、なんだか他人とは思えなくなります😢お話の中の存在かもしれないけど、幸せであれ！！と願うばかりです💕 (12月23日 20時) (レス) @page49 id: be11c96dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年10月2日 15時
