ﾋｰﾛｰ、単刀直入に聞く ページ17
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時はまたしばらくすぎて、9月のある日。
演技の仕事がひと段落つき、ツアー準備に本腰を入れながらもA自身は時間に余裕が出てきた頃。
日課になっている国立天文台の広報ページを開いていたAは、(あっ！)ととある記事に反応した。
そして視線を上げて彼を捉えると、一直線に足を向かわせる。
「そーたくん」
「お？」
「ねえねえ、今週の土曜日夜時間ある？、あんなぁ、ペルセウス座流星ぐ、」
「あ、ごめん、ちょっと待って」
なにやら必死なAの言葉を遮り、壮大は手にしていたスマホに視線を落とした。その反射は仕方ないというか、間が悪く電話がかかっていていたのだ。ただその相手がなんというか、本当の本当に間が悪い。
(……また、)
画面に見えた名前を頭の中で浮かべながら、ジッと電話応対をする壮大を見ていたA。チラッと会話の中で、自分が壮大を誘おうとしてきた日付が出てきて(またダメか……)と、早くも諦めモードで彼女の中に結論が出てしまった。
「あー、じゃあまた。ういお疲れー、…………ごめんミヅキ、……ん、あれ？ミヅキ？」
「もーだいじょーぶ！ありがとー！」
「へ？」
壮大が再び視線を戻した時、Aはすでに背中を向けて元の場所に戻ろうとしていた。
努めて明るい声は一見いつもと変わらない。(なんなんだ？)と思いつついつもの壮大ならその様子をスルーしていたかもしれない。が、先日の会話を忘れてしまうほど、察しの悪い男ではないのだ。
「……？」
元の椅子に座ったAを、すぐ後に追いかけてきて テーブルを挟んだ向かいの椅子に腰を下ろす壮大。
ギョッとしたAと対照的に、何を考えているのか分からない幅広の二重は 彼女の真意を探るかの如くジッと目を見つめてきた。
「なーに？」
「……、」
「土曜がどうしたんだよ」
「……ペルセウス座β流星群のひだから、またバイクであそこ、連れてってほしい」
「奥多摩湖？」
「うん……でも予定あるなら、」
“いーや”
声にならない遠慮をAが言い切る前に、壮大は「はぁ」と息を吐く。
「……Jとメシ行く予定だからあいつも連れてくぞ」
「、どうやって？」
「あー、レオくん使って」
はて、れおを使う？
首を傾げたAに、壮大は物言いたげに頬杖をつく。
「なんで行きたいってすぐ言わないんだよ」
「……、」
その問いかけにムッと唇を突き出して、分かりやすくバツが悪い顔。
何を考えてるのか手に取るように分かった壮大は思わず声を上げて笑ってしまった。
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くぼりや最推し(プロフ) - ヤキモチやいちゃうモンちゃんかわいすぎて一生ニヨニヨ(ニコニコ➕ニヤニヤ))してますわ〜 (4月29日 17時) (
レス) id: 90a2e6930a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ミリアさん» マジでこちらもいつか絶対書きたかった構図なので、ここか？ここでいいのか…？と思いつつ間違いなく人生の特別な日に放ったわけです！喜んでいただけてよかった！幸幸💫 (12月26日 19時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - ちょっとごめんなさい、えーっと、これは夢ですか？ﾊﾞﾁｲｹスーツ姿の男7人とドレスのモンちゃんの構図、ずっとずっと私が個人的に夢に見ていたものでした。ですので思わぬ最高のクリスマスプレゼントにモンちゃん同様言葉を失っております。感涙。白さんに幸あれ... (12月25日 19時) (レス) @page50 id: e9170fcfd6 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - masayo_8さん» 何かと重ねて読んでくださる方がいると思うと、大事大事にしないと…と思いますね。私も作り手ではありますが、幸せになれーと思いながら色々妄想してますよ笑 (12月25日 0時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - モンちゃんのお誕生日は、つい先日亡くなったワンコのお誕生日と近くて、なんだか他人とは思えなくなります😢お話の中の存在かもしれないけど、幸せであれ！！と願うばかりです💕 (12月23日 20時) (レス) @page49 id: be11c96dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年10月2日 15時
