ﾋｰﾛｰ、寝耳に水 ページ16
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後日。学生組2人が居ないとある昼下がり。
「へえ？ミヅキが？」
口にしていたペットボトルを下げて、でれっとした顔を隠しもしない男。
先日の件を礼王から聞いた壮大である。
今日も今日とてダンサー達と飲みにいくというから、呆れまじりに礼王が話したのだ。
「A悲しそうだったよ」
「へえ？どんくらい？」
「……お前楽しんでるだろぉ！」
横で聞いていた凌輝が思わず突っ込む。うんうんと同調するのは真人だ。それくらい、今の壮大はだらしない顔をしている。
だってあの俺を舐めくさってるAが、他の女の子と頻繁にご飯行くことを嫉妬してるなんて言われたらそりゃな。
……どうやら壮大の中で何か大事なものが湾曲されて解釈していた。
「ソウチン去年のバレンタインの事忘れた？」
「「「「………」」」」
「本気で怒ったあいつの顔思い出してみて」
「「「「………」」」」
「怖いでしょ」
舜斗の言葉でその場にいた兄達が同じように視線を上に流して去年の真冬のことを思い出す。……てゆうかあれはまだ今年だ。一年で2回もやらかしそうになっている壮大に、礼王と真人はゾッとした。樹音だけは白けた目で(めんどくせ)と心の中で呟いている。
「……俺が悪い？」
自分を指さして、救いを求めるような目を凌輝に向けながら首を傾げる壮大。んー、と息を漏らして凌輝は答える。
「悪かねーけど、もうちょい構ってあげるとか？かまちょのミヅキなんて珍しーし！」
「それでいいのか？シュント」
「知らねー」
「いやダりぃ！そこちゃんと教えとけよ！」
お前が1番扱いわかってんだろと言いたい壮大。
2年も一緒にいんだから少しは自分で考えろと言いたい舜斗。
つかなんでAが他の男に嫉妬してる件を親身になってやらなきゃいけない。……と、舜斗も舜斗で拗らせていた。
「蝶よ花よのお姫様だな」
「うわー、棘あるわJ(笑)」
相変わらず刺々しい樹音に苦笑いの真人。
ここに居ないAが自分に声をかけてくる様子を思い出して、樹音は腕を組んだ。
「俺が断っても平気そうだけどねアイツ」
「お前はゴリ押しすれば断れないって知ってるからだろ」
「……え、俺あいつにそんな風に思われてんの？」
「てか普通にジュノンが来ないことも拗ねてたよ」
「、ふーん……」
まあ別に俺はどっちでもいいけど？
と言い聞かせながら、礼王の言葉に心なしか樹音の眉間に寄った皺が薄くなったようだ。
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くぼりや最推し(プロフ) - ヤキモチやいちゃうモンちゃんかわいすぎて一生ニヨニヨ(ニコニコ➕ニヤニヤ))してますわ〜 (4月29日 17時) (
レス) id: 90a2e6930a (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - ミリアさん» マジでこちらもいつか絶対書きたかった構図なので、ここか？ここでいいのか…？と思いつつ間違いなく人生の特別な日に放ったわけです！喜んでいただけてよかった！幸幸💫 (12月26日 19時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
ミリア(プロフ) - ちょっとごめんなさい、えーっと、これは夢ですか？ﾊﾞﾁｲｹスーツ姿の男7人とドレスのモンちゃんの構図、ずっとずっと私が個人的に夢に見ていたものでした。ですので思わぬ最高のクリスマスプレゼントにモンちゃん同様言葉を失っております。感涙。白さんに幸あれ... (12月25日 19時) (レス) @page50 id: e9170fcfd6 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - masayo_8さん» 何かと重ねて読んでくださる方がいると思うと、大事大事にしないと…と思いますね。私も作り手ではありますが、幸せになれーと思いながら色々妄想してますよ笑 (12月25日 0時) (レス) id: 8ca703a50c (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - モンちゃんのお誕生日は、つい先日亡くなったワンコのお誕生日と近くて、なんだか他人とは思えなくなります😢お話の中の存在かもしれないけど、幸せであれ！！と願うばかりです💕 (12月23日 20時) (レス) @page49 id: be11c96dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年10月2日 15時
