番犬、結局服従 ページ6
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広島公演を終えた日の夜。
県内某ホテルの一室で、パジャマ姿のAが舜斗のベッドの上に無遠慮に足を放り投げて座っていた。
「尾道？倉敷じゃなくて良いの？」
「うん。」
「なんで尾道？俺デニムロード行きたかったんだけど……」
「猫寺があるらしいの。えー、舜斗行かん？1人で行ってもええねんけど、渡辺さんが『1人行動はやめて！』って止めるんよ……」
これは、ツアーの中日に出来たオフに何処へ行くか相談している幼馴染2人の会話である。
時刻はもうすぐ0時になろうとしていた。もう寝ているメンバーもいるだろう時に、2人は頭を突き合わせて駆け引きをしている。
1人でも尾道に行きたい女 vs 一緒に倉敷に行きたい男
「……みづの1人行動は俺も反対」
「な、なんでぇ？」
「ぜってぇ迷子になる。ぜってぇ夜になっても帰って来れない」
「流石に帰れるよ！地図読めるもん！」
「乗り換えできないじゃん」
「っっ……！」
「言い返せないのかよ(笑)」
自分で指摘しておいて、唇を噛み締めるAに笑ってしまう舜斗。だが、
「っ、なぁ……尾道いこ？」
余程行きたいのか甘えた声で誘われて、舜斗の頭の中は文字通り一瞬「・・・。」となった。しかしここでどうにもならなくなる彼ではない。
「倉敷にすげぇ美味いトンカツあるらしいよ」
「……！」
「みづと行こうと思ってたんだけどな」
「い、行きたい」
「ん。……それでも尾道がいい？」
「……猫寺があるねん……」
「ふはっ、それはさっきも聞いた」
さっきも言ってたよ。馬鹿の一つ覚えみたいに。
Aが行きたいのならまあ、そこまで強く拒否るつもりなんてなくて 結果的にこちらが折れるんだろうけどさ、もう少し真剣にプレゼン出来ないもんかな。
「他に誰か誘ってる？」
「ううん。さっき知って、とりあえず舜斗にって思ってたから」
「あ、そう。じゃあ明日何時に起きる？」
「10時には出たい」
スマホの画面にチラリと視線を向けながら言うA。
じゃあ起きるのは9時か。他のメンバーもその頃には何人か起きていそうだし、元々仕事が入ってるやつ以外は 当たり前について来るだろう。と舜斗は考えた。
遠征地でデートとか、夢のまた夢だな。
(まあみんなで行ったほうが楽しいのは分かるけど)
全国各地を訪れるこのツアー中、どこか一回だけでもいいから2人きりで出掛けてみたい。
密かにそんな事を考えている舜斗の思惑は、きっと叶わないだろうし、同じようなシチュエーションを狙っているのは 何も彼1人では無いのだ。
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くぼりや最推し(プロフ) - しんどい日にシュントにくっつき虫になるモンちゃんさいっっきょうに可愛いなぁ、、 (2月4日 21時) (
レス) @page26 id: 52130a7682 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - 塩さん» はじめまして。コメントありがとうございます！ついにモンちゃん２０歳を迎えてしまいましたなぁ…もしもし亀よの亀さんがのそのそ近付いてくる音が聞こえております😳笑 こちらこそ過去作にまで遡って読んでいただきありがとうございます！ (1月17日 23時) (レス) id: 8e0e8905f4 (このIDを非表示/違反報告)
塩 - 初めてコメントさせていただきます✨ モンちゃんが成人を迎えたタイミングで、「ジュノモンはモンちゃんがお酒飲めるようになってからが本領発揮」という言葉を思い出しこの話に戻ってきました…笑 とっても楽しみです！いつも更新ありがとうございます💖 (1月17日 20時) (レス) @page40 id: 99215fcdd5 (このIDを非表示/違反報告)
白(プロフ) - masayo_8さん» もちろんこの後明かす予定ですよ〜！お楽しみにーっ！ (6月21日 19時) (レス) @page50 id: d5b75dcb66 (このIDを非表示/違反報告)
masayo_8(プロフ) - モンバの大阪城ホール２日目が、誰だったのか気になる〜！参戦したので😁超個人的で、すみません😅 (6月20日 22時) (レス) @page46 id: be11c96dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白 | 作成日時：2023年3月27日 22時
