私達の努力。 ページ3
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A「こうやって離れることよくある？」
ひかり「うん、1年の半分くらいは韓国だからね。」
A「半分か...。」
ひかり「でもAは韓国で仕事できるようになってから、極力合わせて動いてたよ。」
A「あ、それ...。」
ひかり「Aの会社、海外に駐在とか無かったんでしょ？」
A「そう、だからそんなことできるのか考えてた。」
ひかり「JYJと仕事してから、依頼が増えて韓国にいた方が良いってことになったって話してたよ。」
A「...ちゃんと需要あったんだ。」
商社に入社して、企画会社に出向になった。
韓国と輸出入もしている会社だから
アーティストとの企画で
いつか面白いことができるんじゃないかと思っていた。
でも、当時は担当の企画が多くて
いつか提出したいと思っていた企画書は作りかけだったはず。
その企画書を完成させたのかな？
ひかり「それを聞いて、私も独立したんだ。」
A「え！？そうなの？」
ひかりは広告デザイナーで、大手企業に勤めていた。
職業柄、独立すれば働く場所は関係ない。
でも、大手企業から離れるなんて、勇気が必要だったと思う。
ひかり「ユチョンと一緒にいるためにできること全部を全力でやるって決めたの。」
そう言ったひかりは幸せそうで、
だけど確かに強い意志を感じた。
ひかり「てなわけで、私達韓国にも家があるよ。」
A「すご。」
この未来はジュンスのおかげだけど、
私の努力も少しくらい影響しているかな。
本当にそうだったら、少しは自信が持てるかも。
A「...あ、それなら今回も一緒に行けたんだよね？」
ひかり「まぁね、でも今回はいいんだ。」
A「...ごめん。」
ひかり「違う違う、Aのそばにいたいのももちろんだけど、たまに離れることにしてるの。」
A「なんで？」
ひかり「ユチョン達って、自由な行動ができないでしょ？さらに私も一緒にいたら、更に世界が狭くなっちゃうから。」
A「...そんな。」
ひかり「もっとプライベートは自由に過ごせたら良いのにね、そこは5年じゃ変わらない。」
A「そっか。」
ひかり「まぁね〜。Aもいろんな経験してきたから、ジュンスに教えてもらいなね。」
A「うん、そうする。」
この5年で経験したこと。
いつ思い出せるかわからないけど、
そのいつかを待っているだけじゃなくて
大切な人達から聴いていきたい。
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続く
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作者名：ユシア | 作成日時：2019年10月27日 21時
