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「ん、これで最後だよ!」


「は〜!!終わった〜!!」


書類の山をなんとか二人で処理し終えて、二人で軽くハイタッチをした。


時計を見るともう1時間もたっていて。


でも光くんがいなかったらもっと遅くなっていたんだろうな。


「ありがとう、助かったよ」


「いいよ、別に」


「………じゃあ帰ろっか」


「そうだね」


よっこいしょ、と椅子から立ち上がる。

ずっと座っていたから、なんだかちょっと疲れた。


ん〜、と背伸びをして横を見ると、光くんもおんなじことをしていて思わずにやけてしまう。


「……なに?」


「んーん、なんでもない」


「なんだそれ」


「〜っ!なんでもない!それより、今夜の晩飯どうする?」


「あ〜…。冷蔵庫なんもないや。スーパー寄っていい?」


「ん、いいよ」


話しながら会社を出る。


いつも家に帰ったら光くんが料理を作って、俺は大体風呂掃除。


前に、たまには外食でもいいのに、と言ったら『別に。作るの好きだから』と返された。





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作者名:lilly | 作成日時:2018年2月26日 23時

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