今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:11,937 hit
小|中|大
5 ページ5
.
光くんはたまにこうやって迎えにきてくれている。
一緒に帰りたいって思ってくれてるみたいで、営業課まで来る。
仕事が遅いのはいっつも俺のほうだからだ。
ただ、恥ずかしいのか知らないけど、“一緒に帰ろう”なんて言われたことはない。
まあでも…………
(どっちみち、帰るとこ一緒だけど)
俺達は一緒に住んでいる。
だから別にわざわざ一緒に帰らなくてもいいんだけど。
やっぱり仕事が本当に立て込んだり、繁忙期だったりするときは別々に帰る。
でも最近はお互い落ち着いてたから、よく迎えにきてくれてる。
(俺愛されてるなあ〜)
そう感じながらも、絶対そんなことは光くんに言わない。
どうせ素直に『うん』とか言わないし。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
25人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:lilly | 作成日時:2018年2月26日 23時