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光くんはたまにこうやって迎えにきてくれている。


一緒に帰りたいって思ってくれてるみたいで、営業課まで来る。

仕事が遅いのはいっつも俺のほうだからだ。


ただ、恥ずかしいのか知らないけど、“一緒に帰ろう”なんて言われたことはない。



まあでも…………


(どっちみち、帰るとこ一緒だけど)


俺達は一緒に住んでいる。

だから別にわざわざ一緒に帰らなくてもいいんだけど。


やっぱり仕事が本当に立て込んだり、繁忙期だったりするときは別々に帰る。

でも最近はお互い落ち着いてたから、よく迎えにきてくれてる。


(俺愛されてるなあ〜)


そう感じながらも、絶対そんなことは光くんに言わない。


どうせ素直に『うん』とか言わないし。





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作者名:lilly | 作成日時:2018年2月26日 23時

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