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ru「俺、今日の朝からずっと目が変なんです。ふっかさんも眼が紫色…」
fk「あっはは、気づくの今更すぎない？」
ru「す、すみません、ちょっと緊張しちゃって顔とか全然見てなかったから…」
改めて、まじまじとラウールは深澤の顔面を見つめた。
透き通る様な、深紫。
＿＿＿＿綺麗。
思わずそんな言葉が口から出そうになった。
けど、目の前の状況があまりにも信じ難い。
ラウールの動揺を感じ取ったのか、深澤はふいっと顔を前に向け歩き出した。
fk「あはは、そんな驚かないでよ！ここにいる人間はみんな同じだよ？」
ru「みんな…？」
fk「うん、みんな。色はそれぞれ違うけどね。宝石みたいで綺麗でしょ？」
…宝石？
宝石とは、何なのか。
貧しい身のラウールにはそれがわからなかった。
石、石…
もしかして、あのキラキラしている石の様な物だろうか？
前に一度国王の写真を見た時、彼の纏っていた衣装についていた様な気がする。
ru「…この眼ってもう治らないんですか？」
fk「んー、少なくとも俺はずっとこのまんまだよ？」
ru「そう…ですか…」
ふと廊下の大きな窓に映る自分の姿がラウールの目に入る。
何だか、少しこの眼の色にも慣れてきてしまっていた。
色々この現象には突っ込みどころがあるものの、何故か受け入れ始めてしまっている自分がいることを感じる。
fk「綺麗な透明だね…ライトの反射で七色に光ってる。予言通りだ。」
少し頭を上へと傾けながらラウールの眼を覗いた深澤がそう発する。
ru「予言？」
fk「そう、予言。あー…でもちょっと説明が面倒だなぁ。」
ru「えっ教えて下さいよ！」
fk「…じゃあジェダイトに説明してもらおうか。」
ru「ジェダイト？」
よくわからない単語の連続で、頭が混乱しだす。
救世主、9人目、それに加えて、予言にジェダイト。
頭がパンクしそうなのを必死に抑え、なんとか深澤についていく。
……それにしても、この廊下は長すぎではなかろうか。
fk「ジェダイトはさっき言った俺らの仲間の1人ね。
その子が説明するのがいっちばんわかりやすいよ。」
ru「そうなんですか…」
fk「…やっと着いたよ、ここが食堂。」
ギィっという音と共に、深澤によって扉が開かれる。
深澤はニヤリと笑いながらドアを押さえ、女性に先を譲るような格好を取った。
fk「…どうぞお入り下さい、“ダイヤモンド”くん？」
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ゆ(プロフ) - れいあさん» お話書いていただきありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年12月19日 15時) (
レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - ゆさん» 大変長らくお待たせしてしまい本当に申し訳ないです。めめラウのお話書かせていただきました…！全4話構成となります。ご期待に添えていれば幸いでございます。是非この作品をこれからもよろしくお願い致します……！ (2020年12月19日 13時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» いいえ！前からお話の構成は出来ていたのですが、お話の順番の関係で中々公開できず………。本当に申し訳ないです。更新頑張ります！リクエストありがとうございました！！！ (2020年12月18日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - れいあさん» ありがとうございます！正直、忘れられているかと思ってました(笑)2話読ませていただきましたが、続きが楽しみです^^更新頑張ってください！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» 大変お待たせ致しました、あべさくのお話続編の方で書かせていただきました！全3話構成の予定です。ご期待に添えていれば幸いです。是非この作品をこれからもよろしくお願いいたします…！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいあ
| 作成日時：2020年11月21日 19時
