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fk「……いや流石に男3人は無理あったな。」
岩本の提案でベッドに寝てみた三人だったが、あの大きなサイズのベッドでもギリギリであった。
ただ、ギリギリといえど、しっかりとベッドの範囲内には収まっている。
ラウールが真ん中で、彼を挟む様に岩本と深澤は横たわっていた。
iw「まぁでもギリいけるっしょ。」
fk「ラウ、大丈夫？身体キツくない？」
窮屈すぎないか心配する深澤だったが、ラウールにとってはこの窮屈さも心地よかった。
17歳といえど、いくら身長が高くとも、まだまだ子供。
少なくとも、深澤と岩本の体温を感じ、先ほどまで見ていた悪夢をすっかり忘れるほどの安心感は得ていた。
ru「ん、だいじょ…ぶ……」
ほっとした途端じわじわと襲ってくる睡魔。
返事をしながらもうっかり目を閉じれば、一瞬で眠りに落ちた。
fk「……あれ、寝た？」
iw「寝た、な。」
すぅすぅと聞こえてくる規則正しい寝息。
年相応の可愛らしい寝顔に、岩本はラウールの頭を撫でた。
それに真似して、深澤も同じように手を伸ばした。
iw「ふはっ、マジで俺らの子供みてぇ。」
fk「だな。随分と可愛い息子が産まれたな。」
iw「…行動はママ似だな。」
fk「えぇ？」
iw「ほら、お前も何度かあったじゃん、怖い夢見て眠れない〜って。」
不思議に思う深澤を見てニヤリと笑う岩本。
半ばからかう様に返事をすれば、深澤が大きく目を見開く。
fk「……はっ！？お前なんでそんなこと覚え…むぐっ…！」
恥ずかしさから思わず大きな声を出す深澤の口を寝ているラウールの上から片手で押さえ、岩本はもう片方の手を自らの口に持っていき、静かにする様に示す。
もごもごしながら岩本の手の内で謝る深澤に、岩本は静かに笑った。
iw「あの時も大きいベッドなのにわざわざ真ん中にぎゅうぎゅう詰めで寝たよなぁ〜」
fk「あれは…その…さ、寒かったんだよ……」
iw「随分と俺にくっついてたけど…普通に夏もあったけどなぁ？」
fk「もう良いだろ！からかうなよぉ……」
iw「わるかったって。」
ぷいっとベッドの外側を向いてしまった深澤に、笑いながらも岩本が謝る。
iw「……それにしても、最近ふっか表情豊かになったよな。」
fk「………え？」
予想外の岩本の言葉に、深澤は思わず岩本の方に振り返る。
自分が？表情豊かに？
それ以前に、自分がかつて表情豊かでなかったなんて深澤は思ったことがなかった。
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ゆ(プロフ) - れいあさん» お話書いていただきありがとうございます！更新楽しみにしています！ (2020年12月19日 15時) (
レス) id: a7e52b77bc (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - ゆさん» 大変長らくお待たせしてしまい本当に申し訳ないです。めめラウのお話書かせていただきました…！全4話構成となります。ご期待に添えていれば幸いでございます。是非この作品をこれからもよろしくお願い致します……！ (2020年12月19日 13時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» いいえ！前からお話の構成は出来ていたのですが、お話の順番の関係で中々公開できず………。本当に申し訳ないです。更新頑張ります！リクエストありがとうございました！！！ (2020年12月18日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
晦由(プロフ) - れいあさん» ありがとうございます！正直、忘れられているかと思ってました(笑)2話読ませていただきましたが、続きが楽しみです^^更新頑張ってください！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: c44f20117a (このIDを非表示/違反報告)
れいあ(プロフ) - 晦由さん» 大変お待たせ致しました、あべさくのお話続編の方で書かせていただきました！全3話構成の予定です。ご期待に添えていれば幸いです。是非この作品をこれからもよろしくお願いいたします…！ (2020年12月17日 23時) (レス) id: dccccf6903 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れいあ
| 作成日時：2020年11月21日 19時
