I have nothing ,but you. (ページ10)

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.jun side

「お疲れ様です。」

と、ファリンさんが出て行ってしまった。ファリンさん。昔はちゃん付けで呼んでいたから少し違和感がある。前は仲良くしていたと思うんだけど僕に目もくれず帰ってしまって寂しいな。もしかしたらまだいるかもしれない。

DK「ヒョン！なんでファリンさんと知り合いって教えてくれなかったんで＿＿＿＿＿

「ごめん！すぐ戻るからあとでいい？！！！」

DK「えっ？ヒョンどこに！！」

JH「どうした？」

DK「ヒョンがどこかにいっちゃって。」

JH「まあ待ればすぐに帰ってくるでしょ。」

＿＿＿＿＿＿＿

見えた！まだそんなに遠くに行ってなかった！

「あのっ、待ってください！」

FR「えっ。ジュンフィくん・・・。」

「やっぱり！ファリンちゃんだったんだ。ごめんね、すぐに気づかなくて。」

驚いた顔をしている。そりゃそうか。

「急に呼び止めてごめん。でも、久しぶりなのになかなか話せなかったから追いかけてきたんだ。」

すごく昔。僕はこの子に恋をしていたんだ。忘れていたけど、僕の初恋。もう実らせることはできないけど、花くらい咲かせて徒花にでもしよう。それでいい。

FR「ごめんね。私も久しぶりすぎてなんて声かければいいのかわからなかったの。」

でもやっぱり・・・

「また、前みたいに仲良くしない？これ！僕の連絡先だから！また友達になろう！」

少しの幸せを味わってみたいんだ。