翔也、あーん ページ8
翔「わ！ロケ弁天丼だあ！」
CDTVの生放送ライブ。リハーサルを終えてあとは本番だけ。
本番前にお弁当が用意されてあってんけど。
俺の苦手なエビと名前がわからんきのこがおるし、ほんまに量が多い。
せっかく準備してくれたお弁当を残すのが申し訳なくて、でも全部は無理やな。
偏食＆少食仲間の瑠姫くんどうしてるかなってちらっと見てみると、そもそも弁当を開いてない。
瑠「弁当が俺を誘ってこないのよ」
そんなわけないやろ、って思いながら、とりあえず食べれる量だけ食べていつもの作戦にしよ、って翔也の隣に座って食べ始めた。
正直、ご飯はいらない。胃がちっちゃいのかもしれへんけど、お腹いっぱいやからいらんって言うよりは、別に食べようってならんかんじ？
瑠姫くんが言ってる弁当が誘ってこないっていうのはもしかしてこういう事？
完全に箸が止まってるのに気付いた時、隣からの視線が。
「もう全部食べたん？」
まだ俺が全然食べていないのに、もう翔也は完食してた。
翔「うん。……Aくん、いらないの？」
「いいよ、あげるから食べ？ほら、あーん」
作戦成功。これで翔也が食べてくれるから、残さずに済む。
翔「ん！おいひ！」
ほっぺをパンパンにしながらもぐもぐする翔也は可愛らしくて、もっとあげたくなっちゃう。
「俺いらんから、これ全部食べていいよ」
翔「えー！ほんとにいいんですか！もごごっ、」
あまりの声のデカさに、控え室にいた全員が振り向く。
思わず翔也の口を塞いだ。やばい、翔也のあほ……
蓮「A？ お弁当、食べないの？」
うわ、待って最悪、蓮くんと純喜くん来ちゃった。
「え？ いや、えっと、翔也が足りひんって…」
純「って、こら！ Aほとんど食ってへんやん！」
奨「んー、流石に全く食べないのは心配だなあ、ね、瑠姫？」
瑠姫くん、逃げるの失敗。なんで奨くんは後ろにおった瑠姫くんが弁当純喜くんのかばんに入れるのわかったん？
蓮「せめて半分……いや、3分の1は食べな。これ、今日の夜ご飯って事でさ。瑠姫も。夜まで持たないよ」
「うう、わかった……」
蓮「うん、わかったならよろしい。いい子」
結局3分の1だけ食べて、残すのはもったいなくて、翔也が全部食べてくれた。
翔「Aくん、僕が食べるからいつでも言ってね」
そういう翔也は、たぶん食い意地なんかじゃなくて、ほんまに俺の事考えてくれてるんやろな、とか思って思わずくすっと笑っちゃった。
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lilac(プロフ) - なすさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません！名前変換できるようにさせていただきました！ただし、1度作者よりで説明しました通り、お話の設定上"夕愛"の名前の設定でお話が進んでいきます。矛盾する場面もあると思いますがご了承ください。お願いいたします (4月9日 14時) (
レス) id: 7d23d1ee19 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - レイさん» お返事遅くなり、大変申し訳ございません…！少しもうすこしわかりやすいように考えてみます、ご意見ありがとうございます！ (4月9日 14時) (レス) id: 7d23d1ee19 (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - 名前変換したいです (3月25日 6時) (レス) id: dedfea958d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主のセリフは誰サイドであろうと名前の頭文字要らないな…と思いました。 (3月23日 22時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - お返事遅くなりました！リクエスト承ります！ (11月26日 15時) (レス) id: d9605496df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lilac | 作成日時：2023年10月18日 15時
