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夕「今でも、雨の日に真っ暗は怖いし、雷はもっと無理。いい歳して何言ってんねんって話やけど」
自傷的に笑うけど、俺はそんなこと思わない。ぶんぶん首を横に振ると、Aくんは少しだけ笑って頭を撫でる。
夕「なんか今日はフラッシュバックしちゃった。停電した時も、真っ先に逃げな！って思って、すっ転んで。迷惑かけたよな、ごめんな」
俺の手をそっと掴んだAくんの手は、さっきと違ってあったかくて、震えてなんかなくて。
じわりと涙が浮かんでしまった。
「ちがっ、俺の方こそ……ごめんなさい」
夕「んー？なにがあ？泣かんといてよ笑」
自分がなんて幼稚なことをしたんだろう、って思ったら涙が止まらなくなって。
Aくんも年下にこんなことされて、呆れただろうなって思ってたのに、そっと抱き寄せて。
夕「俺なんかの事で、こんなに泣いてくれるまめはヒーローよ。俺をいじめてたやつらなんかと違うから。もう泣かんといてよ」
なんで、こんなにあったかい人のことを理解しようとしなかったんだろう。
「Aくん、約束して」
夕「ん？」
「強がらないでよ。我慢しないでよ。助けてって、言って。周りに見せられなくても、俺たちには。俺らが、わかってたらそれでいいから」
そっけないくらいの間柄でも丁度いいのかもしれない。
それでも、俺はたぶんAくんのために何だってする。
きっと俺以外のメンバーも。
意地でも繋ぎ合っていたい。
こんなこと伝えられるのは、今日みたいな特別な日だけ。恥ずかしくて言えないもん。
Aくんは今まで痛みに耐えてきたかもしれない。
でも、きっと耐えてきただけで痛くて堪らなかったはず。
「っ、わ」
急に押し倒されたと思ったらそのまま抱きしめられて。
「ちょ、ゆいとく、」
自分でも顔が真っ赤になってるのがわかる。
じわり、と自分の服が濡れていく感覚。
あ、泣いてる。この人、意外と泣き虫なんだ。
「まめ、ありがとうね」
この人は、俺が守らないと。
この日から俺はAくんが憧れになった。
素直な人ってとっても惹かれる。
でも、ちょっぴり怖がりで泣き虫で。
そんなAくんを守れる、ヒーローになりたい。
Aくんが、ずっと笑って入れるように、ね。
"Official髭男dism/TATTOO"
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lilac(プロフ) - なすさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません！名前変換できるようにさせていただきました！ただし、1度作者よりで説明しました通り、お話の設定上"夕愛"の名前の設定でお話が進んでいきます。矛盾する場面もあると思いますがご了承ください。お願いいたします (4月9日 14時) (
レス) id: 7d23d1ee19 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - レイさん» お返事遅くなり、大変申し訳ございません…！少しもうすこしわかりやすいように考えてみます、ご意見ありがとうございます！ (4月9日 14時) (レス) id: 7d23d1ee19 (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - 名前変換したいです (3月25日 6時) (レス) id: dedfea958d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主のセリフは誰サイドであろうと名前の頭文字要らないな…と思いました。 (3月23日 22時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - お返事遅くなりました！リクエスト承ります！ (11月26日 15時) (レス) id: d9605496df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lilac | 作成日時：2023年10月18日 15時
