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「……ん、」
アラームがなって、すぐに止める。
「A、A〜。朝だよ。おはよう」
じっと目を閉じたまま動かずに眠るA。俺にくっついたまま離れてなくて可愛いな。
朝が弱いAを起こすのは一苦労、って奨くんが言ってたけど。
真っ白な顔や、寝る前より少し冷たい手も、なかなか起き上がれない様子を見てると本当に弱いんだなって。
無理やり起こすと身体が追いつかないだろうから、早めから徐々に声をかけていく。
「A。とりあえず離してくれる？俺朝ごはん準備するからさ。出来たらもう1回起こしてあげる」
夕「んー、……」
ちゃんと起こしてねって言ったけど起きれないのはわかってたけど、俺にしがみついたまま離れないのは想定外。
「朝ごはん作るから。手どけるよ。もしかして寒い？」
夕「うん、さむい、……しょーご、手貸して、起きるから」
大丈夫？って思いながら手を伸ばされたから引っ張るしかなくて。起き上がったAは暫く三角座りして辛そうにじっとしていた。
「朝ごはん食べれそう？」
夕「……んん、……」
膝に顔を埋めながら頷く。うんかううんか分からない曖昧な返事だったけど、とりあえず準備だけしよう。
自律神経が乱れやすいって聞いてるけど、何度お泊まりをしてもどうすればいいかわからない。
だから、俺は声をかけるしかしなくて。
そしたらほら、ソファまで歩いてきた。
「朝ごはん、ここで食べな。……もう俺あと20分ぐらいで家でないといけないんだけど、大丈夫？まだゆっくりしてていいから」
ブランケットを渡すと、すぐにくるまって。
「寒いんでしょ？ほかのご飯はあとでいいから、お味噌汁だけ冷める前に飲みな。インスタントだけどごめんね」
夕「……ん、のむ」
ソファから滑り落ちるように机の前に座って、ゆっくり味噌汁を飲む。
その間に俺も家を出る準備を進める。
着替えを済ませて、髪を少し整えて。身支度を終わらせて、Aの横に自分のプレートをおいて、目玉焼きを食べる。
「これ、麦茶おいとくからね」
グラスに氷と麦茶を入れて出すと、味噌汁を飲み終わったAはまた三角座りで膝に顔を埋めていた。
「……そろそろ行くね、起きれるまでゆっくりしてていいよ。朝ごはんは食べれる分だけ食べてね。また遊びにおいで」
頭を撫でると、手を少しだけ握ってくれた。
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lilac(プロフ) - なすさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ございません！名前変換できるようにさせていただきました！ただし、1度作者よりで説明しました通り、お話の設定上"夕愛"の名前の設定でお話が進んでいきます。矛盾する場面もあると思いますがご了承ください。お願いいたします (4月9日 14時) (
レス) id: 7d23d1ee19 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - レイさん» お返事遅くなり、大変申し訳ございません…！少しもうすこしわかりやすいように考えてみます、ご意見ありがとうございます！ (4月9日 14時) (レス) id: 7d23d1ee19 (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - 名前変換したいです (3月25日 6時) (レス) id: dedfea958d (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - 夢主のセリフは誰サイドであろうと名前の頭文字要らないな…と思いました。 (3月23日 22時) (レス) id: 1a788f23e1 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - お返事遅くなりました！リクエスト承ります！ (11月26日 15時) (レス) id: d9605496df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lilac | 作成日時：2023年10月18日 15時
