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感謝 ページ45

『あの、ジーナさん』

部品の取り付けの間に声をかける

「ん?どうした?」

『真っ先に言いたかったのですが遅れてしまいました。ありがとうございます、お陰で何とかなりました。その…どうやって表現したものかわからないのですが、本当に感謝しています』

そういって深々と頭を下げる

「良いって!気にすんなよ」

『それにこんなものまで頂いてしまって…』

「それは私が着て欲しかったのさ。勝手に悪いんだけど妹と重ねちまってさ…」

そう言って僅かに寂しそうな顔を浮かべるも、すぐにいつもの明るい表情に戻る

「何かあいつ見る感じ、相当過酷なんだろうね。だからそれが役に立つといいな。まぁあんなの倒すぐらいだから心配要らないか!」

その言葉がチクリと胸に刺さる

「お、そろそろ終わったみたいだね」

だが、そんなことを露知らずジーナさんは作業している場所へ近付いていく

私はその場で作業の終わったやり取りを視界に捉える

だが、考えることは違った

実を言えば大分前から、その頭の片隅でずっと考えていた

あの時、一体目を相手取って止めを指し損ねたことも覚えている

だがその後二体のガルボロスをどう相手していたのかが思い出せない

思い出そうとしても霞が掛かったかのように思考を阻まれる

気付いたらあの有り様

端的に言うと戦っていた実感が無い

それがどうも腑に落ちないが……

「A」

その声が一気に私の思考を現実に引き戻す

周りを見るとリトーさんとジーナさんの姿はなく、いつの間にか事は終わっていたようだ

「ソード、ブレイド」

私と二人を集めてメタナイト卿が口を開く

「明日発つまでにまだ少々支度があるが、それは後にしよう」

明日……と頭のなかで反芻する

「故に少し時間がある、その間は各々自由だ」

「「「はい」」」

変わり種→←餞別 3



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雪ごおり - (☆∀☆)メタ様カッコいいです…w頑張ってください!! (2020年6月4日 10時) (レス) id: a181824ba1 (このIDを非表示/違反報告)
- ふくしあさん» 面白い!これだけ長く続くお話は濃いですねー (2019年7月29日 18時) (レス) id: 88dd243b5a (このIDを非表示/違反報告)
ふくしあ(プロフ) - すぴやなさん» ありがとうございます(*´ω`*) (2018年4月2日 18時) (レス) id: 295c39c500 (このIDを非表示/違反報告)
すぴやな(プロフ) - d(´∀`*d){イイネ (2018年4月2日 17時) (レス) id: 55e82045e4 (このIDを非表示/違反報告)
ふくしあ(プロフ) - みつるんさん» ありがとうございます!そのように言って頂けて嬉しい限りです(*´∀`)これを糧にこれからも頑張りたいと思います (2018年4月2日 15時) (レス) id: 295c39c500 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふくしあ | 作成日時:2017年10月6日 16時

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