少女と剣士の物語 part2[星のカービィ]

潮時 ページ24

『ありがとうございました』

「あぁ、また明日な！」

Aと歩く夕暮れ。

ソードとブレイドは一足早く船へと帰っていて、私はリトーの元へと寄った後に彼女を迎えに来た。

心なしか彼女の顔は嬉しそうで、その手には大事そうに紙の束を抱えている。

少し歩いたところでそれについて問いかける。

「Aそれはどうしたのだ？」

『はい、これは教えて貰った料理の事をメモしてきました』

見せてくれないかと言うと彼女はそれを私に手渡す。

『まだジーナさんのようにはいきませんが、これを見て自分でもとメモをさせてもらいました』

渡されたそれをパラパラと捲ると簡単な絵と共にいろんな事がメモされている。

「ほぅ、凄いな…そなたならすぐに出来るようになるだろう」

私の言葉に気恥ずかしそうに微笑むA。

最近のその顔は穏やかで、初め会った頃の怯えた様子はない。

「………」



＿＿＿＿＿＿そろそろ、潮時なのだろうか……。









［作者から］

最近更新ペースが落ちてしまい申し訳ありません。

流れは頭の中にあるのですが上手く文章に出来ないもので…(/ー￣;)

本当に申し訳ありませんが、

ペースは遅いですが必ず完結させるのでご理解いただけると幸いです。

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