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涼太side
膝丈までのシフォン生地のようなワンピースとツヤツヤサラサラの髪の毛をなびかせて歩くAの姿には
俺だけではなくて街で通りすがる男たちも釘付け
香水ではないAのいい匂いが
風で腕を引かれて後ろを歩いている俺の方に香る
彼氏になれたらそんな可愛い格好他の男に見せないでって言えるのかな
そんなこと考えてたらAの足が止まった
「うわぁ〜、また可愛いのでてる」
俺の腕を離して
ショーウィンドウに張り付くA
ショーウィンドウにはAのワンピースと系統の似た服やアクセサリーが綺麗に飾られている
パッと振り向いたかと思ったら
「涼太くん、行きましょう」
なんて言うもんだから思わず笑っちゃう俺
店の中に入ると
あれもAに似合いそうだし、あれも、
あ、あれも
目に入るもの全部がAに似合いそうで身につけているところを想像すると思わずにやけてしまう
「涼太くん、こっちこっち」
手招きする方へ行くと
「涼太くんにはこれが似合うかな〜、
こっちもかっこいいかも…」
お店にはメンズもあって俺に服を当てて
あーでもないこーでもないって言ってるA
絶対これ周りから見たらカップルに見えてるよな
ニヤニヤが止まらなくて困ってます
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作者名:光 | 作成日時:2017年8月30日 0時