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龍友side
俺の準備がまだで
みんながさっさと帰って行く中
俺とAと涼太だけが残った
涼太の方が先に支度を終えて荷物を持ってドアの方へ向かって言った
俺も支度を終えて荷物を抱えてAの方を見ると
涼太がAに声をかけている
涼太が俺に気づいて
Aの頭を俺を挑発するように撫でて帰って言った
残されたAは顔が真っ赤
ずるいなぁ涼太は
少し重い足をAの方に向けて
『行くで』
声を絞り出す
俺の少し後ろをトコトコ付いてきながら
顔をパタパタ仰いでいるAをみて
他の男に熱くさせられたのにもかかわらず色っぽいなと思ってしまった
その思いをかき消すかのように
『お肉って焼肉？ステーキとか？何がいいん？』
そうAに尋ねる
「龍友くんと食べるお肉ならなんでも美味しいから任せる！」
ほんま俺のドツボを突いてくる
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作者名：光 | 作成日時：2017年8月30日 0時
