恋って言うから愛に来た！！【YG】 (ページ2)

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ミンユンギ、今日から大学3年生。

入学式だから講義もねぇし、どうせサークルも新入生の勧誘に徹するんだろうと休むつもりで爆睡をかましていた所を、
あまりにもしつこい着信音で起こされた俺は不機嫌たっぷりにスマホの画面をタップした。

[ あ、やっと取った！ ]

YG 「 …朝からしつけーよ、ホソガ」

HS [ だってヒョン、こうでもしないと起きないじゃん！ ]

チョンホソク、高校の頃からの後輩で俺の1個下の2年だ。
ホソクと俺は同じ音楽サークルに所属している。

HS [ 今年は気合い入れて勧誘するんですから！ ]

ヒョンも強制参加ですよ！来ないと新歓の経費、ヒョンの財布から出しますからねー！と叫んで通話を切りやがった。

YG 「マジでふざけんな… 」

通話終了の文字が浮かぶ画面を見つめながらため息をつく。彼奴の場合はマジでやりかねない。
…あぁ、だりぃ。眠い頭と重い体を無理やり起こし、俺は身支度を整える事にした。

大学に着けば、何故か入口で待っていたホソクに
「ヒョンが逃げないように！」と腕をしっかり掴まれサークル棟まで引っ張られる。
いや、わざわざここまで来といて帰る方がめんどくせぇよ。抵抗するのも疲れるから黙って腕を引かれたまま歩いていれば、式典の方が終わったのか講堂の方からスーツに身を包んだ新入生がゾロゾロと出てくる。

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