手越、拾いました。 (ページ4)

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よんにゃページ4

増「は !?!? なんでだよ。」

手「一人になっちゃったら怖いじゃん !! ねぇ ? 良いでしょ ? 」

なんて上目遣いで言う。

俺は、ハァと深いため息をついた。

室内では、手越はほぼ人間。

こいつ、がさつだし……

部屋をどんな風に荒らされるかも分からない。

とにかく危険だ。

しかも、手越と同居だよ ??

無理だって…。

俺が葛藤している間に手越は、

手「風呂入るねー、シャンプーとか借りるー。」

俺の返事も待たずに洗面所へと歩んで行った。

止める間なんてなかった。

10分後、風呂から上がった手越。

それと同時に急いで、風呂場を覗きに行く。

きっとめちゃくちゃなんだろうな、と思いドアを開けると…

増「あれ ? 」

本当に風呂に入ったのか、と疑うほど整頓されている。

脱衣所も、驚くほどに綺麗だった。

手越に限ってこんなこと……。

驚きを隠せない俺。

ふと、視線を感じ、振り返る。

そこには、笑顔でドヤ顔手越の姿。

“ 迷惑かけないから、家にいて良い ? ”

手越の目が、そう言っているような気がした。