手越、拾いました。 (ページ13)

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じゅうさんにゃページ13

しぶとい手越。

勢い余って、俺は手越を押し倒してしまった。

やべっ………。

今、馬乗り状態。

何故か手越は照れてるし…。

手「や、やだ…まっすーエッチィ。」

パンッ

手越の頭を叩く。

俺は容赦なく、ハサミを手に取り耳を切った。

手「いった……………くない !? 」

耳……取れた………。

痛みもなく静かに取れた耳に、二人とも驚きを隠せない。

増「取れ…た ? 」

手「取れたよ…。」

なんだ、こんな簡単ならもっと早く切っとけば良かった。

手越との生活も終わり。

たった一日だったけど。

増「さ、帰った帰った。」

手越の荷物と、取れた耳を手渡す。

不安げな顔をしていたけど、わざと知らぬふりをして、

家を追い出した。

手「また生えてきそう……。」

家を出ていく際にボソッと手越が呟いた言葉。

そんなこと言うなよ…。

本当にそうなっちゃうかもしれないのに。

取り合えず、イッテQの収録が終わるまでは、ね。

耳生えませんように。