114振目:組み付いちまえば、オレのもんだ！ ページ33
---
血を吸った着物を脱ぎ捨て、シャワーを浴びる
審神者部屋の風呂は小さいがとても高級感のある風呂だ
そして審神者の気分と好みで好きなように風呂が変わる
『今日は確か、人魚の泉』
薄くペールブルーの暖かな水が浴槽の中に広がっている
浴槽は、海岸の岩場のようなデザインで、ご丁寧に珊瑚まで付いている
だからといって潮の香りまではしないし、フジツボで肌を切ったりもしない
と、まぁ風呂まで快適空間なのだ
ちなみにシャンパンみたいな風呂や、泡風呂もできる
ーーーー
バサバサと長い髪の毛をタオルで拭き取り、浴衣を着る
涼やかな胆礬色に、白い牡丹が控えめに散りばめられた大人な浴衣だ
濡れると面倒なので、上でまとめて鶯丸の元へいく
『待たせたな』
一言いうと、それに反応した鶯丸は自分の隣をポンポンと叩く
鶯「随分と大人っぽくなったものだな。お前さんがそんな色の浴衣をきるとは」
と言って、Aに向かって水出しの抹茶を出してきた
『私だって成長するもんさ。いろんなことがありすぎたしな。
お前らの本丸潰して、影追村まで行って、あの女にあって…ってな』
少し、懐かしむかのように宗三の練り切りを竹の爪楊枝で刺して食べる
鶯「そうか。主は半分人間だから当たり前ではあるか」
そういえば、と付け足し
鶯「今日、主が出陣した後に歌仙が花束を見つけたそうだ。
美しかったらしくてな。飾っているらしい」
『ほーん、あっそぅ。
さてと茶菓子も食ったことだし、書類整理と事務仕事してくっからよ。またな』
そのまま立ち上がり、ペタペタと廊下を歩きながら考える
花束、か…
なんの花だろうか、と考えて審神者の執務室へと入る
一仕事するために黒いインクと万年筆とコピー機と取り出して
『さぁて、仕事だ仕事！』
と何も考えずに仕事に取り掛かる
あぁ、考えておけばよかったのに
115振目:こいつでどうだっ！→←113振目:潜り込んでしまえば、僕の間合いです！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
浅葱 - 凄く面白いです！！更新頑張って下さい♪( ´▽｀) (2016年12月3日 20時) (
レス) id: d80fc865bb (このIDを非表示/違反報告)
海軍少佐(笑)(プロフ) - 宇真さん» そんな!!!!!!! お褒めに預かり光栄の限りです!!!!!!! 応援、ありがとうございます!!!!!!! (2016年5月6日 20時) (レス) id: e5fa4bd0ea (このIDを非表示/違反報告)
宇真 - すげぇ......クオリティたけぇ!!ヤバい！超面白かったです!更新頑張ってくださいね! (2016年5月6日 7時) (レス) id: d4e7b0622d (このIDを非表示/違反報告)
海軍少佐（笑）(プロフ) - 蛍丸Loveさん» ありがとうございます!!!!!!!!!!!!!! (2016年4月4日 12時) (レス) id: 652c187a69 (このIDを非表示/違反報告)
蛍丸Love - 超おもしろいです(≧ω≦) (2016年4月4日 12時) (レス) id: a5aa08454a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：海軍中佐(笑) | 作成日時：2016年2月18日 23時
