もういいです【鬼滅の刃】

プロローグ(幸福な少女が一人) ページ1

あるところに、純粋な少女がいた

少女は笑顔だった、幸福だった

「____さん」

「どうした、A」

この幸せが続くと思っていた

ずっと、ずっと

「甘味処いきませんか?」

「あぁ、いいぞ」

壊れることはないと思っていた

「あっ、Aちゃーん」

「Aさん」

「しのぶさん、蜜璃さん！」

大好きな友人がいた

「胡蝶、甘露寺、Aにようか?」

心から愛せる人がいた

「あっ、おじゃまだった?」

「いや、____さんと甘味処いこうって話ていただけなので」

彼もまた少女を愛していた

ただ

その気持ちが交わることはなかった






少女は幸福だった

いつからか、幸せが壊れ初めた

壊れ初めたのはいつだっただろう

あぁそうだあの時からだ

「柱に就任しました、星柱の夜月 光です。よろしくお願いします」

「よろしくお願いします！！！」

少女は笑った

ニコリと彼女も笑った

彼女の目が濁ったのにきずいた者はいなかった

きっと、この時からだ

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