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慣れないベッドにダイブして、
「つ、…つかれたぁ……っ」
疲労の嘆きを声に出した。
今は自分の部屋にいる。
今日の学校生活は、先程終わったところだ。
何やら、今日は色んなことを頭に詰め込みすぎて精神的に体力の限界がきていた。
まず、この世界は「ある共通点で繋がっている三人組のグループ」で行動することがほとんどらしく、私のグループは……
リグオミたちのグループだった。
しかし、リグオミたちのグループはレギスタとロガルスですでに三人である。
なのに、そこになぜか四人目の私が入った……という訳らしい。
グループは三人組が通常で、二人組や私たちの様な四人組、それ以上の多人数グループも存在するが、こういうのはほとんどない珍しいケースらしい。ちなみに言っておけば、男女で分けられているグループが大半で、逆に男女が入り混じっているグループというのも少ないみたい。
まぁそのせいで、学校では随分「色もの」扱いされた。
それも私を精神的に追い詰めた原因の一つである。
他はまだ詳しく分かっていないが、あのグループは「半身」で分けられるらしい。つまり……、私も『何か』の半身だということになる。
しかし、私は夢も何も無かった人間なので、"なりたい自分になる"というこの世の法則は適用されない。
ーそれならば、一体私は何になるのか?
『自分は一体何者なのか』
自分のことが何者だか分からないなんて、何だか不思議で……少し怖かった。
と、その時。
「アモール、ご飯だけど……どうする?」
リグオミは私の部屋をノックした。
「あっうん、今行く」
あと……そうそう、この学校は"寮制"らしい。
部屋割りは同じグループの人と一緒の部屋になるそうなので、私はリグオミたちと同じ部屋になった。
でも、流石に「女子が男子三人と同室」というのはまずいだろう……と配慮してくれて、一応自分の部屋は三人と仕切ってくれた。
私は別にどちらでも良かったのだが、三人が「いや、大丈夫だから」「そっちの方がいいと思う!」「俺も全力で同意する」と何やら焦った様子で言ってきたので、多少疑問を感じつつも、一応素直に受け取っておくことにした。
「さあ、いよいよか……」
ここでの本格的な生活が始まった。
まだ慣れないことばかりで、正直好奇心より不安の方が勝っている。
だけど、私は決めたのだから。
ここで生きていくって
そういった気持ちを胸に、軽い足取りで部屋を出て行った。
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菜波(プロフ) - 初めてオリジナル見ました!とっても面白いです(^^)d更新頑張ってください!! (2013年5月27日 20時) (レス) id: 581295fc3e (このIDを非表示/違反報告)
桜蝶姫(プロフ) - 面白いっす!!自分だったらきっとここまで書かないでしょうw (2013年5月24日 20時) (レス) id: 6b7ce34b11 (このIDを非表示/違反報告)
*りぃむ*@Natsumi(プロフ) - 凄いです、とても面白いです(´`*)ここまで良くかけると尊敬しますwこれからも頑張ってください、続き楽しみに待ってます* (2013年5月23日 23時) (携帯から) (レス) id: 5bbbbd63fc (このIDを非表示/違反報告)
メイプル・コルグエフ(プロフ) - オリジナルでここまで書けるなんて凄いです!がんばってください!! (2013年5月23日 18時) (レス) id: 6725dd056b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:cry | 作成日時:2013年4月8日 22時