ネバーランド

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なんとなく恥ずかしくなって下を向いて歩いていると、


「ねぇ、君何組?」


ある生徒に声をかけられた。

「えっ…?あ……C-3、です」

驚いておどおどした様に答えると、更に何人かが口を挟んでくる。

「えーC-3?教室めっちゃ離れてるな」

「A-1来てよ〜、この男だらけのむさ苦しい空間を潤して」

「っ?…は…いや……あの、…?」

どう反応すればいいか分からなくて、狼狽えていると

「気にしなくていいから」

と、リグオミが手を引っ張ってくれた。

「うわっリグオミ、初日からナンパとかレベルたけぇな〜」

しかし、やっぱりA-1の人達がからかう様に喋りかける。

「五月蝿いよ!あーもう、こんなのに付き合ってたらきりがない。…行くよ」

リグオミは私の手を強く引いて、そそくさと歩き出した。

「あ…う、うん」

「えー」とか「待ってよ〜」などと騒いでいるAの教室を離れ、歩きながら考える。

ーA-1の人たちって、何か…元気?なのかな?

まぁ、プラス思考にそうとっておいた。

Bの教室の前を通るときは、全部の教室にカーテンがかかっていたので誰も騒いだりはしなかった。

そして…Cの教室を通り過ぎ、

C-3の前に来た。

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