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5色の集まり【MINELVA】 ページ3

俺は今、自転車をこぎながら、いつも通りの坂を上り、いつも通り商店街を抜け、みんなとの待ち合わせ場所に向かってる……
はずだった。
そう。景色が全然違うのだ。
すべてが黒色の濃淡でできているのだ。
こんないつもと違うことに動揺しながらみんなとの待ち合わせの場所に向かっていた。

「かえでーっ!おっはよー!」
ああ、あの声を聴くと安心してしまうのはこの状況だからだろうか。
あの無駄にテンションの高いやつは後藤葵。幼馴染だ。
「ああ。おはよう、葵。みんなまだ来てないのか?」
「ううん。みんなもう来てるけどこの辺探索してるよー!」
「えっ?」
僕がどういう意味か理解する前に誰かが名前を呼んだ。
“かえでー”
その声の正体は…
「かえで!世界から色がなくなってすべてが黒になってるぞ!」
緑野琉聖。こいつも幼馴染だ。
「しーかーもー、俺たち以外、色のことが頭から消えてるみたいよ!」
こいつは瀬野黄河。こいつも幼馴染だ。
この4人がそろってやっと全員って感じだ。
「なるほど。だから、母さんも色って言葉を言っても反応しないわけだ。」
「どうすんの?これから。このままだと、結構やばいよね。」
「リューセー、心配なのはわかるけど、もうちょっと気楽にいこうよーw」
「そんなこと言ってられっかよ!色がないんだぞ!」
「…」
俺がここまで強く言うことがないからか、みんな黙ってしまった。
特に葵はしょんぼりしてしまった。
こんなのんきなことは言ってらんない。
俺らにできることは…
そう思っていたら、俺らの頭上に5色の虹が輝いて光っていた…

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作者名:ずっといっしょP×MINELVA | 作成日時:2015年10月5日 17時

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