ライフ・オブリージュ5【暗殺教室】

ゲーム209 ページ9

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次の日、中間テストだった。

けれど勿論全く勉強のしていなかったE組は勿論トップ圏内から弾き出された。


……と言っても、彼はやっていたようだ。




『へぇ、カルマ2位だったんだ』

「ハンデとかどーでもいいし。ていうかAなんか勉強ほぼしてないのに8位は可笑しいよ？」

『2位に言われてもあれなんだけど』

「俺は勉強してた、Aは勉強してないのにトップ10に入っている。頭の構造が可笑しいんだろうね」

『なんか貶された感あるんだけど』

「えー褒めてるよ？」

『貶されたんだな』




でも自主勉で2位までいくって……それこそカルマの方が頭の構造可笑しい。

私はあくまでも記憶を辿って答えてたから……これが私本来の実力だろう。中間とかじゃなくて実力テスト受けてるみたいなもんだったし。


中にはまだ範囲までいってなかったのもあった。それはもう10年も前の記憶を呼び覚まし、頑張って解いた。

いや、10年でもない、8年程前だ。




「次はさ、一緒に期末で1位取ろうよ。E組同士でトップ立ってみたい」

『私もそのトップ争いに参加するの？浅野クンに蹴散らされそうなんだけど』

「俺いるし、大丈夫じゃない？」

『本当に大丈夫なの？』

「多分ねー」




ほら帰ろう、と言いカルマは先に進んだ。

……そいや、最近優月と帰れてないんだよねぇ、どうやら恵介さんにお遣いやら頼まれてるらしい、……あのドシスコンが。


帰っていると、なんか色々と言われてる我がクラスメートが。そこにカルマは突っ込んでいった。




「へーえ、じゃああんた等は俺に何も言えないわけね。まーどうせうちの担任は「1位じゃないからダメですねぇ」とかぬかすだろーけど」

「……カルマ君」

「気付いてないの？今回本気でやったの俺だけだよ？他の皆はお前等の為に手加減してた、お前等も毎回敗けてりゃ立場無いだろうからって。Aとか手加減しても8位なんだから」

「なにィー！？」

『……でも、次は皆も容赦しない。三学期になったら内部進学のあんた等と高校受験の私等じゃあカリキュラムが変わる、同じ条件のテストを受けるのは次が最後』

「2ヶ月後の二学期期末、そこですべての決着つけようよ」




浅野クンは舌打ちして「上等だ」と言った。

今回のこの出来事は皆をまた１つ大きくさせた、……やっぱり、先生って凄いなぁ。



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