ゲーム208 ページ8
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「ギャフンと言わせる……?」
『そう。多分、あんたは勉強しても勉強しても頭に入らない、そうでしょ?』
「……ああ」
『お姉さんが勉強を教えてあげる、あんたは今小6、来年はもう中学生だ。最後くらい楽しい思い出作ろうや』
「……でも、俺には無理だ。どうせ馬鹿にされてイジメられるだけだ」
『弱音吐くんじゃねぇ、やるっつったらやるぞ。もしだ、頭良くなってもそのクラスメート達と仲良くなれなかったら、私が中学受験に受かるくらいの学力にもしてやる』
そう言うと、広樹君は驚いた。
小6にしては身長の高い広樹君、渚と同じくらいだ、声替わりもしている。学校が変わるいい機会だ、今このチャンスを使わないでどうする。
「……本当に、頼っていいんだな?」
『ああ、頼らないと始まらない。絶対にあんたを秀才にするよ』
「……俺、馬鹿だぞ?」
『うん』
「アホだぞ?」
『うん』
「やってもやっても、出来ねぇんだぞ?」
『お姉さんを信じな』
「……俺に、勉強を教えてください!そして、学校に行く!!」
そう、その言葉が聞きたかった。
それからというもの、私等はここで沢山働いた。
リフォーム班も、お守り班も、各々が働き、そして学んだ。
そして2週間後、さくらちゃんと広樹君は同じ学校らしく、2人で一時間だけ受けたテストをもらいに行った。学年は違うんだけどね。
でもきっと大丈夫。広樹君は頑張った、それ相応の結果だろう。
しばらく、松方さんに劇的リフォームを見せていると、2人が帰ってきた。
「渚にAー!見て!なんとクラス2番!」
「俺はなんと満点!!」
「おお凄い!頑張ったね!」
『満点なんて偉いじゃん、お姉さん顔負け』
「Aの教え方が上手かったんだ、今後もよろしく!」
『今後もー?』
「俺に勉強を教えるんだろ?秀才になるまで!」
2人の喜んだ姿を見て、松方さんは喜んでいた。
心のアフターケアまで無料でやったんだからね、普通なら金とってるよまったく。
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御子柴(プロフ) - 氏神アザミさん» 大野海苔ですか、知ってますよ!友人のお土産で貰って以来大ファンです!味付け海苔界のトップですからね大野海苔は(個人的意見)!私にも徳島に親戚がいればなぁ……羨ましいです。 (2018年10月1日 17時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
氏神アザミ(プロフ) - 味付け海苔といえば徳島の大野海苔が美味しいですよ。父方の実家が徳島県にあるんでいつも祖母が送ってくれるんです。よろしければご賞味ください。 (2018年10月1日 17時) (レス) id: 1e5eb05d39 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - ユキナリさん» 本当ですよね、海苔の素晴らしさに気付いてほしいものです笑 何度もですか!とても嬉しいです!合作はですね…生憎合作の仕方すら知らないんですよ…すみませんねm(_ _)m ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します! (2018年10月1日 12時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナリ - 御子柴さん» ですよねぇ……。味付け海苔は神と言っても過言では無いのに…。あ、この作品何度も読み直してますw合作したいな(((殴 続編も更新頑張ってくださいね!w (2018年10月1日 11時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - ユキナリさん» いえいえ、私も食べます。ですがそれを友人に言うとなんとも言えない目で見られました……。 (2018年10月1日 10時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:御子柴 | 作成日時:2018年7月16日 14時