ライフ・オブリージュ5【暗殺教室】

ゲーム245 ページ45

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「エレクトーン何年やってたの？」

『分かんない、けど楽しくやってたよ。弾くのが好きでさ、いつも弾いてた』

「俺は音楽はよくわかんねえがな」

『え、リサイタルしないの？』

「誰がするかよ！！」




えーマジで知らなかったんだけど、ずっと空き地でリサイタルやってると思ってたわ。

……そいや、寺坂学園天国普通に歌えてたな。




「なあ、分解してみてもいいか？」

『駄目に決まってんだろが』

「……じゃあ弾かせてくれ」

『それはどうぞ』

「あ、イトナ君ズルい！私も弾きたい！」
「俺もー」




エレクトーンは二台あるので、皆ポンポン弾いて楽しんでいた。

エレクトーンがそんなに珍しいとは思わないが、多分無縁の人にとったらそうなのだろう。


数十分後、皆は満足したような顔をしていた。




「凄いねぇエレクトーン！下の鍵盤なんて全然出来ないよ！」

『ベースは位置を覚えないといけないからなぁ』

「格好良い……」

『あれ、どこに格好良い要素あった？』

「全て」

『よく分からない』




女子達はとても楽しんだようだ、まあ男子も楽しんだみたいだけどね。

皆玄関の方に行き、次々と帰っていった。……よく迷子にならないね、私なら絶対迷子なるけど。


皆が帰った後、私はマジックグッズのあるところに行く。細工のあるトランプも、服も、しかも細工のある机まで、沢山揃っている。




『……私は、一体どっちに』




マジックで花を出すのなんて容易である、多分マジックの才能が少しはあるだろう。

エレクトーンで場を盛り上げるのを容易である、多分音楽の才能が少しはあるだろう。


人を笑顔に出来る、きっと私にはその才能がある。



考えるだけ分からなくなりそうなので、晩御飯を作ろう。



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