ゲーム219 ページ19
.
戻って来たら、綺麗な花が散らばっていた。下には何かのマップ、死神と言う殺し屋はいなくなっていた。
また何か大事な話聴けなかったような気がする、取り敢えず悠馬から詳しく話を聞いた。
『なるほど……ビッチが捕まったんだ』
「それで、全員でこのマップの場所に来い、だって……」
『ふーん……多分さ、鷹ゴリさんや真っ白の時と同じように殺せんせーを誘き出すってのが目的だろうけどさ』
「鷹ゴリさんって言い方多分小説史上初めてだよね」
『罠の可能性だってある。何せ相手は死神、実力は半端じゃない。現にビッチを捕まえてる、ビッチだってそれなりに強いはずだ』
……今、この子達にはあまり言いたくない言葉だ。
だけど、私は私の考えをはっきりと言わせてもらおう。……やっぱり、大人と子供の考える事は違うものだ。
『それに、あまり考えたくはないけど、最悪の場合、ビッチが向こう側にいってる可能性だって考えられるんだよ。3日前言ってたんだろう?「目が覚めた」って』
「……そんなっ」
『ビッチさ、よく言うじゃん、「大人はズルいのよ」って。本当に大人ってズルいんだわ、子供みたいに純粋じゃなくてさ、大人は「○○君が危ない!」って言ってすぐに助けなんざしない。大人は自分に利益があるのかを考える、ビッチ裏切り説は充分ある』
何故それが分かるのか、私も同じ大人だからだ。中学生じゃあまだ経験もしないから分からないだろう。
暫くの沈黙を破ったのは、悠馬だった。
「じゃあ、Aは助けたくないのか?ビッチ先生を」
『……そりゃ、助けたいよ。だけど考えてみてよ、私等だけじゃ助けに行くどころか、皆殺しされる』
「A、皆怖いんだ、俺だって怖い。でも、俺等はその怖さよりもビッチ先生を助けたいって気持ちが勝っている。俺等はまだ子供だ、純粋に助けに行こう」
『……』
多分、皆死神の強さを目の当たりにしていないんだ、だからそんな事が言える。
私はまた、あの時の事を思い出す。あのナイフの一連、あれは急所ギリギリを狙っていた、心臓の真横くらいを。
……あの死神のスキルは凄いだろう、多分あれも本気じゃなかった。
『死神は強い、私はアイツの強さを一度目の当たりにしている。数日前、向こうが襲ってきた』
「……え!?」
『……行くよ。ただし、本当に私が今言った事は考えられる事だから、注意して』
「分かったわ、じゃあ準備するよ!」
.
424人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
御子柴(プロフ) - 氏神アザミさん» 大野海苔ですか、知ってますよ!友人のお土産で貰って以来大ファンです!味付け海苔界のトップですからね大野海苔は(個人的意見)!私にも徳島に親戚がいればなぁ……羨ましいです。 (2018年10月1日 17時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
氏神アザミ(プロフ) - 味付け海苔といえば徳島の大野海苔が美味しいですよ。父方の実家が徳島県にあるんでいつも祖母が送ってくれるんです。よろしければご賞味ください。 (2018年10月1日 17時) (レス) id: 1e5eb05d39 (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - ユキナリさん» 本当ですよね、海苔の素晴らしさに気付いてほしいものです笑 何度もですか!とても嬉しいです!合作はですね…生憎合作の仕方すら知らないんですよ…すみませんねm(_ _)m ありがとうございます、これからもよろしくお願い致します! (2018年10月1日 12時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
ユキナリ - 御子柴さん» ですよねぇ……。味付け海苔は神と言っても過言では無いのに…。あ、この作品何度も読み直してますw合作したいな(((殴 続編も更新頑張ってくださいね!w (2018年10月1日 11時) (レス) id: 5793b443de (このIDを非表示/違反報告)
御子柴(プロフ) - ユキナリさん» いえいえ、私も食べます。ですがそれを友人に言うとなんとも言えない目で見られました……。 (2018年10月1日 10時) (レス) id: f14ce15142 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:御子柴 | 作成日時:2018年7月16日 14時