ライフ・オブリージュ2【暗殺教室】

ゲーム77 ページ27

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テスト週間が始まる前の日。


私は殺せんせーのもとを訪ねていた。




『ねぇ先生』

「なんでしょう」




先生のもとを訪ねると言ったって、教卓の前に来ただけだ。

今は休み時間だし、生徒はみんな自由に過ごしている。


いつもは本読んでるか喋っている私が休み時間先生のもとを訪ねるのはそうそうない。

だからか、みんなこっちに注目している。




『今日、放課後あいてる？』

「ええあいてますよ」

((ま、まさかデートのお誘いか！？))




おい、聞こえてるぞ生徒達よ。

そもそも何、先生と生徒がデート？可笑しいでしょそれ。

禁断の恋的なあれ？でも殺せんせータコだからな。


と、頭の中でくだらない茶番はここまでにいておこう。今回は本気の事だから。




『私さ、先生に暗殺しようと思う』

「「え、…えええ！？」」

「ニュヤアアア！！やっと殺る気になったんですねェェ！！」

『暗殺ってよりは、戦闘に近いけど。実力が知りたい』




私が本気を出したところで、殺せんせーは死なない。

そう信じてるから。

殺せんせー図太いから大丈夫っしょ。


だからこんな事出来るんだけどね。

もし殺せんせーがピンチになったときは、暗殺を途中やめにする、もしくは峰打ちで終わらす。




「それにしてもAが暗殺をするなんて……」

「殺せんせーもカルマの時よりピンチになるかもな。あ、カルマの時は本気出したからあれだったか」

「まあ不意打ちされたら殺せんせーは弱いんだろうね」




不意打ちねぇ。

正直なところ、不意打ちは迷っている。入れるべきなのか入れないべきなのか。


まあ、ちょっとの間じっくり考えるか。



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