🌹 ⛓🔐 ページ17
「あははは、リドル先輩、あははは！鼻水垂らして必死になっててかわいいですね！かわいい！」
耳栓を外されてそう言われて、心の底から安心してしまった。
永遠に近いような時間を感じた。お願い。なんでも。本当になんでもするから休ませて！と心から願う。なんの意思表示もできないけど、きっと伝わっているはずだから。
本当に。お願い。これだけはもう本当にやめて。キミ、何時間やったの？意識が朦朧として、電流で覚醒させられることを数十は繰り返していて──もう本当に限界だ。楽にしてほしい以外のことが考えられない。少しでも、いいから。少しでも。なんでも。
ギィ、と扉を開く音がして、バチンと何かのスイッチの音がした。
「ちょっと疲れすぎてる感じなんで、休憩しましょう」
休憩！休憩！できる、らしい。させてもらえる？嬉しい。ありがたい。
「リドル先輩、体重首にかけちゃってください。もう電流切ってるんで。首にかけたら下がってくので自分で下げて」
一瞬なにを言っているのかよく掴めなかったけど、言った通りに首に体重をかけても電流は来ない──それに心底安心して引っ張り続けていると確かに少しずつ伸びてくれて、ボクは地面にお尻をつけることができた。
本当に安心する。よかった。もう、怯えなくていいんだ──よかった。
「リドル先輩、ありがたいって思ってますか？」
大きく頷いて見せると、監督生はくすくす笑って、ボクの身体に手を伸ばして──かちん、と首から鎖を外したのを感じる。震えるほど嬉しい。あれは、本当にもう2度と嫌だ。
感謝してないって思われたら嫌だから喉と口のこれをとってほしい。口で感謝を伝えさせてほしくて我慢ができなくて、監督生の身体──声の聞こえる方に寄ったから身体のどこだかわからないけど──に寄って頬擦りした。監督生はまたくすくす笑う。頬を手で掬い上げられて。
「疲れちゃいましたね、リドル先輩」
「……」
「どこが1番しんどいですか？口？腕？どこかひとつだけ楽にしてもらえるとしたらどれがいい？」
──やっと、少し頭が回ってきた感じがする。
そう思った直後に、監督生がボクの目隠しを外してくれた。
「今決められます？今決めなくていい？」
「……」
どこなんだろう。わからない。さっきまでが大変で大変で、そのことしか考えられなかったから──もうこの状態に不満はない。呼吸も食も排泄も管理されていて不満がないという状態に危機感を覚えるけど──でも、本当にない。
でも、強いて言えば。
「……」
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功徳(プロフ) - コロッケさん» わーい🥰🙌ありがとうございます 頑張ります (11月11日 3時) (
レス) id: e0d582f997 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ - 最高です*\(^o^)/*続き、気長に、楽しみに待ってます！ (11月5日 13時) (レス) @page29 id: 0002858abd (このIDを非表示/違反報告)
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