🌹 ⛓🔐 ページ12
「寝ちゃって体勢崩したら首の血管止まっちゃうから、寝ちゃったらの気付け電流です」
「──」
「ずっと寝てるのにも飽きてたでしょ」
じゃあ、と監督生はそう言って、ボクの耳へ耳栓を入れて──突然何も聞こえなくなる──待って、やめて、このまま置いていかないで、と思うのにそれが表現できない──動いたらあの激痛が襲ってくると思うと動けない。
監督生はなぜか一度入れた耳栓をもう一度ボクの耳から取り出して──
「私が構ってない時はしまっておきたいなって、そういう気持ちがあるんで、また来る時までバイバイです」
それだけ言われて──ねえまた来る時っていつなの、と思うのにそれを問い掛ける手段がなくて先程の痛みは少しでも身体を動かすことに恐怖を感じさせるには十分で。
──背中に飽ききった寝袋の肌触りを感じて──チャックの音が顔の前でして、手を離されるのを感じる。
今度は立ちながら寝袋に入れられて──直立不動を強いられて。首はちょっと締まってるのに、改善を望めないどころの問題ではなくて。
助けて、助けて──！！！置いていかないで、はやくきて──と、身を捩れる自由があることがどれだけ幸福だったかを思い知らされて、息が止まって──勝手に息をしているのを数回感じた後、諦めて、全力で魔法を放っ──どのくらいの広さかわからないけれど、この部屋全てを焼き尽くすくらいに──
「〜〜〜！！！！！」
膨張する首輪のせいで首が締まって、苦しすぎて身を捩ってしまって激痛が走る──電流は金属と触れている皮膚の部分を的確に焼いて、首が1番だけど他も全部涙が出るほど1秒も耐えていられないほど大暴れして接触している全てを吹き飛ばしたいと心の底から願うほど痛くて──
でも、確かに全力で魔法を放った筈なのに──ボクは死んでいなくて──死ねていなくて。首が繋がったまま──ただ締められているだけ！ただ痛くて苦しいだけ！
「──！！！〜〜〜！！！！！」
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功徳(プロフ) - コロッケさん» わーい🥰🙌ありがとうございます 頑張ります (11月11日 3時) (
レス) id: e0d582f997 (このIDを非表示/違反報告)
コロッケ - 最高です*\(^o^)/*続き、気長に、楽しみに待ってます！ (11月5日 13時) (レス) @page29 id: 0002858abd (このIDを非表示/違反報告)
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