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「―――――――――――――――」
「―――そっ、かぁ………そう、だったんだね」
岩泉くんの言葉を聞いて
涙が溢れた
どうしよ、顔、見えないや
「なっ!?ちょ、泣きたいのはこっちだっつの…」
「うんっ、ごめ、ね…っでも、」
止まらないや、止められない
そんな様子を見かねてか
ポンっと頭に岩泉くんの手が乗る
一静とは、また違う手、知らない手
「……ありがとな、そこまで、泣いてくれて」
「なんで、こんな時まで…」
優しくしてくれるの
「………はっ、好きなやつに泣かれる方がつらいべ」
そこにピロンっと軽快な音が鳴る
岩泉くんのスマホだ
画面を確認した彼がこちらを向き
ニヤッと笑った
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作者名:ゆう | 作成日時:2018年9月24日 1時