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松川side
時間というものは当たり前ながら進む
嫌だと思っても進んで、進んで、今日が来てしまった
「何やってんの、A」
「…………」
投げ掛けた問いに返答はない
確か、Aが岩泉と会うのは今日だったはず
なのにまだ教室にいるなんて
HRの途中からずっと背中に刺さる視線に気がついていた
いや、HRどころか最近はよくそれを感じていた
「(当然……だよな、ここ最近ずっとAと距離とってたし)」
せっかくAの想いが報われるってときに
俺が隣なんかで居たら、ね
そんな気をまわしていたのと、
今さらながら、自分がどれだけAのことを───
そんな矛盾を胸に俺は今日を迎えた
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作者名：ゆう | 作成日時：2018年9月24日 1時
