秘蜜

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: you









西「こんにちは」








なんだかやつれた様子の西島さん









「こんにちは」











なるべく、なるべく冷静に












西「あの、この前は」











きっとあの話をしようとする西島さんを遮って












「どっ どうですか喉の調子は」









西「大丈夫です
あの、桜木さん この前の飲み会」











「....っ」











真剣に私の名前を呼んで顔を見る西島さんから目が離せなくなる













西「ごめんなさい、本当に」













謝られ、た











西「してはいけない事をしてしまって
桜木さんにも日高にも申し訳ないです
忘れてくださいって言うのが
合ってるのかわからないですが....」











そっか













「はい、忘れます」












西「....」













「ありますよね、そおゆうことも」











西島さんって
そおゆうことしない人かと思ってた




勝手に




なんとなく









西「いや、あの」













「酔ってたり、雰囲気とか」














西「はい、疲れていたんだと思います」







西「それでも、本当にごめんなさい」














なにこの、感情





何かを期待していたの？












先生「どうぞー」








「どうぞ、お入りください」
















ほのかに 西島さんの香りを感じて





元通りの日常に戻るだけだ

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