秘蜜

3 ページ3

「っす」






いつもの光景





いつもの雰囲気




いつものメンバー









宇「にっしー、また遅刻」





頬を膨らましながらも興味無さげな 宇野実彩子



AAAのメインとして
ふたりで時間を重ねたことはきっとメンバー１多い


宇野とは 言葉がなくても通じるところがある








與「もう おっさんやねんからしっかりしてや」





朝でも夜でも 美少年な 與真司郎


真司郎に片思いしてたが最近は両思いな気がする






「このっ しんじろ、こら」







浦「朝からイチャつくのやめてくださーい」







やり取りにピリオドを打ってくれるのは 浦田直也



AAAのリーダーであり兄貴的な存在だ

リーダーには勝てない、何においても







與「いちゃついてへんよー にっしーが勝手に」






宇「はいはい」







末「西島 寝癖やべぇぞ 笑」





俺の横でそうからかうのは 末吉秀太

俺の数少ない親友であり、戦友







「え、まじ？」







日「ほんとだ かっわいー」





そう茶化すのは 日高光啓


こいつも俺の親友であり、戦友









日「ったく 寝癖直してくれる女いないのかよ」






宇「いないでしょー」






與「おらんやろー」






「おい、まだ何にも」







末「いんのかよ？」






「いや、...いないけど」







日「そろそろ作れよな、彼女」







浦「そうだよ にっしーもおっさんだよ？」







「リーダーには言われたくない」







浦「こら、西島隆弘」









そう 與と俺以外には 恋人がいる






與は





與「ほんまに 彼女ほしい〜」





なんて言っているが

今は作る気がないのが目に見える








「俺は 仕事と付き合ってんだよ」







末「でたでた その言い訳」








「言い訳じゃないし」






日「いいもんだぞ
朝起きて好きな人がいるのも」







「羨ましくなーいよ」






宇「強がんないの」








そんな いつものたわいも無い会話




こいつらといる時間は


仕事って感じよりも


家族といるって感じだ

4→←2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す