恋しませんか?

＊お掃除 …YAMAGUCH.H ページ5

A 「螢ー。はよ、起きて!!」


もう、12時近いのにスヤスヤと寝続けてる螢をゆする。

螢 「今日、オフやねん…。」


知っとるわ。じゃなかったら、もう起こしとるし(笑)


A 「螢〜掃除したいんやけど。螢が起きんと布団、洗えへん。」


螢 「んー。起きる…。」


のっそりと起きた螢は、まだ寝ぼけてるみたいで私に抱きついてきた。

A 「どないしたんよ?(笑)」

螢 「抱きしめたくなった。」


いつも、こんなに素直なら可愛いのに(笑)

A 「螢くんも掃除手伝ってくれる?」

螢 「ええよ。でも、掃除が終わったら二人でデートしような?」


A 「うん！」


螢とデートなんて、久しぶりやな〜♡
最近は、セレッソでも日本代表でも活躍しとるから会う時間がめっちゃ減ってたから。
螢が活躍しとるのは、嬉しいことやけどなんか寂しかった。

螢 「A、最近家にあんま居る時間が少なくなってごめんな? 」

A 「しょうがないやん。サッカー選手なんやし。」

こういう時、『寂しい』って素直に言える子なら可愛いんやろうけど、私には出来ん。
強がりかもしれんけど、螢には頑張ってもらいたい。だから、自分の気持ちに蓋をする。

螢 「でも、どんなに忙しくなっても絶対に帰ってくるから。Aが居らんと寂しいしなぁ。」


バカ……。寂しいなんて、言わんといてよ。
何で、分かるん? 私の気持ち…。

螢 「Aも、俺に会えなくて寂しい?」

A 「…うん。でも、テレビで螢の事見られるからへーきや。」


螢 「そっか。じゃあ、もっと頑張らんとなー。Aが、惚れ直すくらい(笑)」

A 「頑張って!!応援しとるから。 よーし、早く掃除してデートに行こ!!」

螢 「おう!!」



辛い事もあるけど、ずっと支えになれるように頑張るから。
タカくんや曜ちゃんに負けるな!!(笑)

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