永瀬くんは、ニセのプリンス様【1】 (ページ46)

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廉「お前色々間違えすぎてんやもん。」

「こんなん確実赤点取るで」って

最後に付け足され、

廉「俺が教えた方が確実にいー点取れる。」

どこからそんな自信がくるのか。

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またまた～なんて最初は半信半疑だったけど。

次の日の放課後から図書室で勉強を教えてもらうと

本当に説明が分かりやすくて

今まであやふやだった計算問題も

永瀬くんのおかげで理解出来るようになっていた。

…なんなら先生より分かりやすいかも。

あ「教え方上手だね」

認めたくないけど認めざるおえないのが

ほんと悔しい。

廉「まぁな。これでも学年上位とってるんで」

…ドヤ顔はムカつくけど。

廉「お礼として帰りアイスご馳走してくれても

ええねんで？」

あ「いいよ」

廉「は？まじ？」

あ「だってわざわざ勉強見てくれてるし」

それくらいのお礼は…ね？

しなきゃバチ当たりそうじゃない？

廉「じゃあハーゲンダッツな」

あ「うわ、一番いいやつ選んだ。」

廉「勉強教えてもろうてお礼がハーゲンダッツて

安いもんやろ」

あ「…そうですね」

図々しいヤツめ。

そう思ったことは心の奥底に閉まっておこう。

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