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と、そんな事を考えながらチキンソテーを口に含んでいると急に笠原がご飯をがっつき出した。
「早食いは体に悪いよ、笠原さん」と小牧教官から声がかかっても「どうせもう昼ご飯まずくなったからいいんです」と堂上教官に聞こえよがしに答えるだけ。
分かりやすいったらありゃしない。
「教官が隊員食堂使うなんて反則」
「反則かぁ」
『まぁまぁ。今日の士官食堂の定食精進料理みたいなメニューだったから仕方ないんじゃない』
さっきのフォローのお返しで小牧教官の次に私が口を挟むと、笠原は「なんでアンタが知ってんの……」と小さく呟いた後柴崎と共に席を立った。
歩き出したところへ、笠原のポケットから二つに折ったハガキが落ちる。それを堂上教官が拾って笠原に差し出した
「おい、落としたぞ」
「いいです、捨てといてください」
「いいってお前、もう書いてあるじゃないか」
「出せないと思ったから折ったんです。親元にそんなハガキ出したら連れ戻されちゃう」
それだけ言って食器を戻す列に並んだ笠原を数秒眺めて、私は残っていたお味噌汁をすする。
「他人に信書捨てさせるか、まったく……」
『どんな内容なんですか？』
「ほら……って、お前まだ食ってたのか」
『笠原達が早すぎるんですよ』
少し呆れている堂上教官から連れ戻されるハガキを受け取って、くるりと裏返した。
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青龍 葵(プロフ) - 完結はされるんでしょうか？ (2019年8月13日 9時) (
レス) id: 027b8ced49 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - ( 'ω')ﾌｧｯ!!? 更新お疲れ様です！めっちゃ嬉しいです！有り難うございます！ (2019年5月14日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 更新停止辛み…めちゃくちゃ続き読みたい（泣） (2019年5月12日 22時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
あんな - そうですよね！ この小説を読みながら妄想します！応援してます！ (2018年9月16日 11時) (レス) id: 6c4e3cb133 (このIDを非表示/違反報告)
-naki-(プロフ) - あんなさん» コメントありがとうございます！小牧教官かっこいいですよね…映画でも小説でもアニメでも漫画でも最高です！ (2018年9月16日 11時) (レス) id: 51c4e75278 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：-naki-
| 作成日時：2018年9月10日 14時
