-Library Taskforce - 図書館戦争

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それから何度か警備実習にも取り組み短かったような長かったような教育期間が終わって、防衛員となるはずだった私達に辞令が下がった。


図書特殊部隊への配属を命ずる。


「え……えーーーーーー!?」


同時に任命書を渡された笠原が叫んで、事務員に「静かに!」と叱られる。


「え、これ、何かの間違いじゃないんですかっ」

「間違いありません、教育隊二名に辞令が下がっています。笠原郁一等図書士と手塚光一等図書士と丸山A一等図書士」

『(……やっぱり手塚もくるかぁ)』


手塚は玄田三監の班だったけど、全ての訓練でトップを譲ったことがないとの評判で私も何度か話したことがある。
内容はいつも座学の事だったり何気無い本の話だったりだけど、ぼちぼち話は合う方だった。


「三十分後に基地司令室へ出頭してください。任命があるそうです」

『了解しました。……ほら笠原行くよ』


足元がふわふわと定まらない笠原の背中を押しながら人事課を出れば、後ろからポンッと肩を叩かれる。


「よっ、スーパーエリート達!」

『柴崎、そんな情報どこで……やっぱなんでもない、ありがとうやったぜ』

「なんかアンタは揺るがないわねー。女子のタスクフォース入り全国初だって言うのに」

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