ファッション・ポイント【Jun.M】 (ページ14)

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●どうしてもページ14

目を泳がせている椎名さん。

無理は承知だが、やってほしいという気持ちが大きい

でも、なんでこんなにも彼女を・・・

翔くんも手伝ってくれて説明に

付記事項を加えてくれる。

潤「おねがいします。どうか協力していただけないでしょうか」

翔「オレたちからも、よろしくお願いします」

メンバーが皆、頭を下げてくれる。

見なくても彼女の動揺が伝わってきて

断られたら誰に聞けばと、

頭をせわしなく働かせていると

A「・・・少し、考えさせていただいてもいいですか？自分の仕事もあるので」

潤「もちろん！ただ、日程がギリギリなので決まり次第連絡していただいても」

A「はい」

断られてないだけマシだ。

少し安堵し、彼女に頭を下げた。

潤「ホントに急でスミマセン」

A「いえ、前向きに検討してみます」

この前のぎこちなさはなく柔らかく笑っていることに

更に安堵した。

＋＋＋

椎名さんを送り届けてまた戻ってくると

和「お気に入り？」

潤「え？」

和「若干デレてたね、潤くん」

口の端を持ち上げて悪そうに笑ったニノ

顔を抑えて表情が出ていたことに焦り

思わずため息をついた。