復讐劇１０ ページ18
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エーミールさんは私たちを安全かつ迅速に城まで送り届けてくださった。
em「ふぅ、、、私ができるのはこのくらいですかね」
『いや、このくらいって…とんでもない』
今回、エーミールさんが居なければ私達は出れてすらいなかったかもしれない。
そう伝えると、顔を真っ赤にして戦車に乗り込んでしまった。
何か可笑しなことでもあったのかしら。
fa「…お嬢様、、、まったく」
ユラ「天然って恐ろしいっすねぇ」
首をかしげるとさらにため息をつかれた。
本当に、、、なぜ？
兎も角、城の中に入ることにした。
門を開こうと、手をかけたとき
「Aさんら、、、やな？」
『んびぃっ』
驚きのあまり変な声が出てしまった。
恥ずかしさを紛らすために、とりあえずユラをはたいておいた。
顔をしかめつつも受け入れてくれているので大丈夫だろう。
「はは、こら失礼。自分は兄さん、て呼ばれてます」
兄さん、、、さん？
この場合さんはいるのだろうか。
ni「あ、さん付けは要りません」
『…エスパー？』
思わず声に出てしまった。
ふ、と小さく笑った。
ni「顔に出てらしたので…」
その言葉に思わずしゃがみこむ。
両手で顔を覆い、熱を覚ます。
ぶんぶんと首も振ってみる。
『あぁぁあぁあぁ』
fa「お、じょうさまっ…ｸｸｯ」
ユラ「ふ、ははははは」
ファズは口元を抑えそっぽ向いてくつくつと笑っているし、ユラに至ってはこらえきれてない。
そんなに笑わなくてもいいじゃない…
ぷるぷると下唇を噛み、俯いた。
ni「、えっとあの、城、、、行きましょうか」
『ｱｯ、すいません！！』
ni「ふふ、ええですよ」
それでは、と門を開けてくれた。
その時、少しユラににらまれた気がするが…
いいか。それくらいなら。
城の中は、豪華絢爛というよりは実用的であるような気がした。
何より、広いのだ。
エントランスなんか、我が城の５倍くらいはあった。
恐ろしい…
歩いていると、談話室に通された。
そこには、紅茶をすすっているオスマンさんがいた。
os「ん？あぁ、A様達か、どうぞお掛けになってください」
『では、、、って、ひゃぁっ』
座った瞬間、隣にはオスマンさんが居て。
え？貴方先ほどまで向こう側にいましたよね？？？
＊＋＊＋＊
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桜の穂 - しゃみぃさん» ありがとうございます！！更新頑張ります〜！ (2022年12月1日 21時) (
レス) id: f612835adc (このIDを非表示/違反報告)
しゃみぃ - とても面白くて一気読みしちゃいました！！更新頑張って下さい！！ (2022年12月1日 20時) (レス) id: c984097aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜の穂 | 作者ホームページ：http://towa
作成日時：2022年8月12日 22時
