Liar７８ ページ40
卯「…見つかった？」
フ「いや…所有者がいない。」
卯「え？…て事は…紅の石と黒の石と同じって事？」
フ「うん。それから、この有の石って昔は僕達が持ってたんだって。」
…ん？
卯「僕達が持ってた？」
フ「そう。昔はこの家にあったんだ。」
卯「…と言うことは？」
フ「探せばあるかも…」
と言うことで、僕とフェイは家中を捜した。
卯「後は…あるとしたら…。」
フ「ここだね。」
最後に訪れたのは地下室。
扉を開けると埃が舞う。
長年使っていなかったことがわかる。
卯「ケホッ…」
フ「埃っぽいね。」
電気をつけて、僕達は石を探し出した。
フ「ねぇ…一つ聞いて良い？」
卯「なに？」
フ「世界の終わり…それは何時なの?」
卯「正確な日時は分からない。でも…そろそろだよ。」
本当に…何時崩壊が始まっても可笑しくない。
フ「…てことはさ…今…なんてこともあり得るの？」
卯「ない…とは言い切れないね。」
それは突然やってくるから。
卯「初めに…地震の様な揺れが来るんだ。」
フ「地震？…何でAはそこまで詳しいの？」
卯「『あいつ』に聞いたことがある。」
フ「…そっか。」
卯「それから…空が雲に包まれて雨が降る。もし世界の終わりを止めなければ…これが人類の見る最後の雨。」
まぁ、そんなことさせないけど。
卯「そして、雷が落ちて台風が来て…世界は終わりを迎える。これで生き残れるのは…世界中の人口の１%だと言われている。」
フ「１%…？」
卯「そう。だから僕達は絶対に世界の終わりを止めなければならない。」
手を動かしながら、僕はそう語った。
卯「ないね。」
フ「可笑しいな…じゃあ…一体どこに？」
卯「…あ。まだ捜してない場所があるよ。」
フ「え？」
.
卯「…僕の部屋。」
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スラズ(プロフ) - 暗闇夜乃さん» 頑張って更新させていただきますね！ (2014年10月7日 22時) (
レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
暗闇夜乃(プロフ) - 続きが気になるー！！ (2014年10月7日 20時) (レス) id: 13b05c9826 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - 歯車姫ルナ@イナシリ大好きさん» 読んでいただき嬉しい限りです！更新頑張りますね！ (2014年10月3日 20時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
歯車姫ルナ@イナシリ大好き - 小説読ませて頂きました!!とても面白いと思いましたし続きが気になると思いました!!更新頑張って下さい。応援してます!!! (2014年10月3日 20時) (レス) id: d3974bc333 (このIDを非表示/違反報告)
スラズ(プロフ) - ダイアさん» はい。すみません、間違えてました。指摘有難うございます。これからも、誤字脱字があれば指摘していただけると幸いです。 (2014年9月30日 21時) (レス) id: c5bf6e2a08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スラズ
| 作成日時：2014年7月26日 21時
