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憂鬱な時ほど寝た方がいいのに、次から次に出てくるわたしを悩ます問題が邪魔をする。
ベットの上で、ごろごろと寝返りばっかり打っていたら玄関のチャイムが鳴った。
もう今日は来てくれないと思ったのに……。
今、眠る為には必要。
だけど、こんなの続けてていいわけ無い。
２つの想いが交錯して、だけど足は玄関へ向かい扉を開いていた。
いつも通りパジャマ姿で脇に枕を抱えたテテが眠そうに中へと入ってくる。
「……いいの？ 」
「何が？ 」
「聞いてないの？ 記事出るって」
「ああ〜聞いた」
そしたらさ、普通は自重するよね。
だけどテテは、寝室へと歩いてベットへ倒れ込み横の空いたスペースにわたしを誘い込む。
「言いたいやつには言わしとけばいいんだよ」
わたしもそう思うけど、
でも、
「それともー、事実にする？ 」
「へ？ 」
体がグッと引き寄せられ、テテの顔と物凄く近付いた。
「俺ら付き合う？ もう一緒に寝てる事だし」
「無い」
「なんでだよ、いいじゃん」
「好きじゃ無いのに付き合うわけない」
「え、俺の事嫌い？ ウッソだろ〜」
「そうじゃなくて、テテがわたしの事好きじゃないって事」
「うん？ 好きだけど？ 」
「チャプチェくらいの好きでしょ、それ」
「何が問題？ すっげー好きだぞ」
「……はいはい」
「わたしはー、、、わたしの事好き過ぎて頭おかしくなっちゃうくらいの人がいいから」
「そんなやついんの？ 」
「…………いない、かな」
恋をして、おかしくなるのは、いつも自分だ。
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作者名：115 | 作成日時：2017年5月4日 8時
