ドキドキの新境地 ページ16
みんなに、ジミンに、また１つ嘘が増えてしまったわたしは、
その罪悪感からか普通ならあり得ないグクの要求に「いいよ」と首を縦に振ることになった。
「何度も言うけど、見ていいのはキスまでだから。服脱ぎだしたらソレ、付けてよ」
「了解！ 」
わざわざ用意したアイマスク、流石に全部見られるのは恥ずかしいし……
それにグクの為でもある。声だけの方が、興奮増すかなーって。
「A、やっぱり」
「あっ！ ジミンヒョン、今更駄目だって言っても俺、折れないよ！ 」
「わたしは大丈夫だよ」
「う、うん。でもあんまり声出さないで」
「え、でもそれじゃあ……「声は抑える。分かった？ 」
「う、ん」
ベッドの上に座ったわたしとジミンを
ドア脇に置いてある椅子にかけるグクが見ている。
ついこの間、沢山の人の前でしたキスもかなり緊張したけど、
それとは又違うドキドキが胸を襲う。
そんなわたしを見て目を細め笑ったジミンの顔が近付いて来て、慌てて眼を閉じた。
どういう風にしようか具体的に考えていたわけじゃ無いけど、ジミンは恥ずかしがるだろうしわたしがリードしなきゃって思ってたんだけど……
「んっ、……ふっ、」
口内に入り込んだ舌は、普段より激しく動き回り息をするのも苦しいくらい舐め回される。
「ッ、……あ、……ンッ」
ジミンの手が服の上から胸に触れて、ビクンっと体が反応すると、キスを止めて首を舌でなぞられた。
まだこんなのなんて事ない筈なのに、グクに見られてるせいか、もう変な気分になってる。
ジミンの手が服の中に入って来て、器用にブラだけを外し直に揉まれると抑えなきゃいけない筈の声が次々に口から漏れていく。
「……やっ、だめ……ンッ」
服の上から胸の中心に吸いつかれた事が予想外でジミンの体を押してわたしは大きく首を横に振った。
「グク、アイマスクっ、んっ……付けて」
「えー、まだ誰も脱いでないじゃん」
「そうだけどっ、アッ、ジミンっ、待って、」
脱いで無いけど、もうキスの次の段階に来てる。
わたしの抵抗なんて御構い無しに続くジミンからの刺激。
片方は服の中から蕾をつねられて、もう片方は服の上から舌で転がされる。
もしかしてジミンは服を着たまま最後までしようとしてる？
スカートを履いてる今日、下着さえ取ればそれは可能で。
って言うことは全部グクに……！？
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作者名：115 | 作成日時：2017年5月4日 8時
