VIXX's短編集 PART6

☆耳に入らない☆ホンビン ページ9

「…ねぇ」


HB「何？」


「なんでずっといるの？」


HB「えー？彼氏だからいいじゃん♪」


「！っ…」
確かにホンビンはわたしの彼氏だけど…家にずっと居座られても…

HB「…わからないかな？」


「え？」


HB「いや、こっちの話」


「わかった…じゃあ帰って！」
わたしは彼を押し出す

HB「いやいや、わかってないでしょ？」


「ホンビンがわたしの家に居座りたいって言うのはわかった。でも迷惑！」


HB「！…なんだ。わかってないじゃん」


「え…？」
わたしが固まる

HB「…本当に鈍感」


「や、待って…」
彼の威圧にわたしが部屋の方へ押されていく

「きゃっ！」
ベッドに押された

「ちょ…ちょっと待って…来ないで…！」
腕をつかまれる

HB「…心外」


「！」
彼との距離がゼロになって唇が重なる

「！っ…ん…////」
なんでこんなキス…

「はぁ…////」


HB「…やっとキスできた」
満たされた表情をするホンビン

「！っ…もしかしてキスしたいからずっとうちにいたの？」


HB「！…はぁ？何言ってるの？」
彼がまた意地悪な顔になる

「え…？きゃっ！」
ベッドに押し倒された

HB「…僕はAのすべてをもらうためにずっといたの！…本当に鈍感」


「！」
すべてって…

HB「この綺麗な肌に甘い唇…頭からつま先まで大好き」


「！っ…やめて恥ずかしい…////」


HB「そのウブな反応も大好き…僕が初めてになるのかな？」


「…うん////」


HB「へぇ…にしても良く今まで守れたね？」


「…大学に入るまで女子校だったから…////」
今まで男の人なんてホンビンとしゃべるまでほとんどしゃべらなかったし

HB「そっか…じゃあ…」
彼の顔が耳に近づく

HB「…ずっと僕の声だけ耳に入れてて…これからもずーっとね♪」


「！っ…うん…////」
そんなこと言われたらもうダメ…

(あなたのその低い声しか耳に入らなくなる)

END

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