VIXX's短編集 PART6

☆幽霊物件と恋心６☆ヒョギ ページ41

リクエストの続きです
ラストはヒョギ
……………………………

「はぁ…も、もうやめて…////」
わたしは動かない身体で必死に助けを請う

HK「えー、A根性無さすぎ」
本当にありえない…ヒョギになんか素直になるんじゃなかった…
この子はかわいいし純粋そうだと思って素直にしているといきなり本性が見えた
その時にはもう半分食べられかけてる状態で本格的にキバを向いた彼に捕まった

HK「あのお兄さんたちともおもしろいことしてたでしょ？だから僕ともおもしろいことしようよ♪」
おもしろいこと！？
わたし、ひたすらされるがままだったんですけど←

「！っ…ダメ！わたし、嫌なの！」
幽霊に襲われただけでも恥なのに…こんな興味本意のがきんちょ幽霊に襲われたなんてもっと恥だわ(泣)

HK「A、動かないで…」
ヒョギの手が動けないわたしを触る
幽霊なのにやっぱり人間と同じ感覚…

「！っ…やだ…やだぁ…」
涙が溢れてきた
子どもみたいにみっともないけど…従わされて心が疲れたせいかわたしも甘えたい

「！っ…お願い…お願ぃ…」
わたしはいつの間にか意識を手放していた

……………………

「…ん…！」
あれ？布団の上…

HK「…お姉さん」


「！ヒョギ…？」


HK「最近ちゃんと寝てないでしょ？ちゃんと寝ないと…お姉さんは人間なんだから」
え…？どうしてお姉さんなんて…

HK「…サンヒョク」


「え？」


HK「…僕の名前。泣かせたんだからこれぐらいの責任はとるよ…二人きりなら呼んで命令していいから…！っ…勘違いしないでよ！こんな親切、滅多にしないから！////」


「！…ふふ、あはははは！」
なんだろう？かわいいって思うと笑いがこみ上げてきた

HK「！…お姉さん、笑わないでよ…////」


「ふふ、笑わないでほしいならお姉さんじゃなくて名前呼んで命令したらいいのに…あはは」


HK「笑わないでって！もう…////」


「…ヒョギ、わたしは仲良くなりたいだけだから…別に命令しないよ…！」
唇にあの感触
しばらく角度を変えながら重なって離れる

HK「…お姉さんの仲良くは知らないけど…僕たちの仲良くはこういうことだから…////」

ﾄﾞｷ…
「！っ…////」
何？さっきの大人な表情…
不覚にもドキドキしてしまったな…

(やっぱりこの幽霊物件の幽霊たちは侮れない)

END
幽霊物件シリーズ終わりました！
リクエストありがとうございます♪
遅くなってすみません(-_-;)

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