VIXX's短編集 PART6

☆満たされない心☆ラビ ページ26

リクエストの続きです
今回はラビ
………………………

RV「Aー、大丈夫か？」


「登れるから心配しないで！」


RV「無理しやがって…」
今日は幼なじみの彼女との思い出の場所にきた
崖の上だが世界一なんじゃないかと錯覚するぐらいに周りに広がる世界が美しい

RV「ほら、手握れ」


「！っ…ありがとう…////」
彼女は顔を赤らめて俺の手をつかむ

RV「着いたぞ…あー、疲れた…」


「！」


RV「どうした…！」
彼女が涙を流している

「！…ごめん、久しぶりに見てもやっぱり綺麗で…心を打たれちゃった…きゃっ！」


RV「…A」
俺は最低だな…彼女のこんな顔でさえも愛しく…欲しくなるなんて…

「ウォンシク…ん！」
彼女の唇を奪う
こんなところでやることに抵抗する力に反発して俺の力がどんどんつよくなる
やっぱり久しぶりだからだろうか…結局止まらなくて最後まで自分の欲を満たした

「はぁ…////」


RV「ごめん…ちょっと無理やり過ぎた…」


「ううん、わたしも久しぶりで…でも、こんなところで二人きりで…わたしは幸せ…！」


RV「…A、愛してる」


「！…バカ、わたしは愛してない人にキスもそれ以上もさせないから！…いちいち言わせな…RV「聞きたい…一度でいいから」


「！っ…ウォンシク…あ、愛してる…////」


RV「！」
やっぱり彼女の言葉は幸せを運ぶ魔法みたいだ
愛してるってたった一言で俺の心も簡単に満たしてしまう

RV「もう帰るか…日も落ちてきた」


「うん…」
俺たちは注意深く崖を降り始めた

RV「A、大丈夫か？」


「うん…」


RV「気をつけろ…！」
しまった、足を…

「ウォンシク！」
彼女が必死に俺が落ちないようにしている
俺は必死に足をかけられるところを探してかけた

ｶﾞﾗ…

RV「！？」
しまっ…

「きゃああああっ！」
俺はAと崖から落ちた

RV「！っ…」
痛い…けど生きてる

RV「Aは…！A！Aしっかりしろ！」
俺よりひどいなんて…

「！っ…ウォンシクの…バカ…気を…つけてよ…わたしには…たくさん言うのに…」


RV「A…」


「…あ…愛して…る…よ」
そう笑って彼女は目を閉じた
心臓も動いてない

RV「！っ…満たされねぇよ…バカ」
いや、バカは俺だ…いままでも言葉なんかで満たされてたわけじゃない…
彼女の存在が俺を満たしていたんだ

(言葉も存在も消えて二度と満たされない心)

END
次はホンビン

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