☆忘れ物は☆エン ページ21
momokaさんリクエストの悲しいシリーズです
まずはエン
………………………
「エネネン…また忘れ物」
N「!はは、ありがとう♪」
僕は彼女の家によく忘れ物をする…意図的に
それは彼女に少しでも僕を意識してもらうため
僕が忘れ物をすると文句を言いながらも必ず渡してくれる…僕はそれが嬉しくてたまらなかった……あんなことになるまでは
「エネネン…また忘れ物してたよ?」
N「え?はは、ごめん、ありがとう♪」
「…エネネン、もう忘れ物やめて」
N「え?」
「…わたし、すごく心配なんだよ?エネネンが困ってないかとかどこにあるか必死に探してないかとか…だから…もうやめて…忘れ物やめないと…別れるから」
頭はこういう時に仕事をやめてしまう
忘れ物ひとつで別れるなんて理解できない
「…わかったの?エネネン」
彼女の真剣な言葉が僕の時間を動かす
N「…わかった…僕、頑張るよ」
僕がしていたことは彼女の心配を募らせていただけだと知った僕は意図的な忘れ物をやめた
しっかりチェックしてちゃんと忘れ物してないか確認して家を出るようになった
N「じゃあ…またね」
「うん…エネネン…わたし、エネネンがしっかりしてくれて嬉しいよ…ありがとう♪」
チュ…
N「!」
彼女の言葉は魔法のようだった…キスはどんなものよりも特別なものだった
それで心がふわふわしながら帰った
…机の上に携帯を置いて帰ったことも知らないで
N「はぁ…幸せだ…」
僕は普通に道を通る
「エネネン!」
N「!」
彼女の言葉が僕を止めた
それと同時に大きな車が立ちはだかった
「!だ、ダメーっ!」
ドン!
N「!っ…」
さすがにもうダメだと思ってた自分が無事なことにびっくりしたが…一瞬で現実に戻った
「A!」
車に轢かれたのは僕の大切な彼女だった
N「早く救急車を…!」
僕が携帯を探すと彼女が血まみれの手を差し出した
「!っ…エネネン…忘れ…物…」
彼女の手には画面がひび割れた僕の携帯
N「!っ…バカ、これを届けに来たの?」
こんなことって…
「!っ…はぁ…エネ…ネン…忘れ…物したら…別れるって…言った…でしょ…?もう…お別れだ、よ…さよな…」
彼女は気を失うように永久に眠った
N「!っ…こんなの…こんなのないよ!」
僕は悲しんだけど結果は何一つ変わらず、後悔が募っていった
まさか些細な忘れ物に僕が悲しむなんて…
(忘れ物は彼女との別れのきっかけ)
END
次はレオ
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HaNeul - 更新頑張って!リクエストは可能ですか? (2014年11月23日 12時) (レス) id: c9ca713a15 (このIDを非表示/違反報告)
もちこ(プロフ) - 楽しかったです!!!!ありがとうございましたm(。≧Д≦。)m (2014年4月10日 20時) (レス) id: 6be47c3146 (このIDを非表示/違反報告)
Key(プロフ) - こんにちは、いつも読ませてもらってます!とても楽しいです^ ^リクエストで、らびとれおがお兄ちゃんとゆう設定の妹の取り合いみたいな感じのやつお願いできますか? (2014年2月26日 18時) (レス) id: 8e11a83c90 (このIDを非表示/違反報告)
お豆とコーヒー - はじめましてヽ(゚∀゚)ノ リクエストお願いします!ホンビンが女の子に告白するんだけど振られてしまって、強引にも奪おうとするお話をお願いします (2014年2月16日 10時) (レス) id: 3159034d9d (このIDを非表示/違反報告)
ケネン - こんにちは(゚▽゚)/リクよろしいですか?Allmemberでバレンタインのお話をお願いします^^切ないからの甘い形でお願いします。 (2014年2月11日 13時) (携帯から) (レス) id: 3c29492294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*アヤ* | 作成日時:2014年1月15日 10時