VIXX's短編集 PART5

☆すべては君に☆ヒョギ ページ37

リクエストの続きです
ラストはヒョギ
………………………………

HK「A！大丈夫？」


「うん…サンヒョクありがとう…」
彼女は女の子によくいじめられていた
僕はそんな彼女をいつも助けていた

HK「あれ？あのリボンは？」
彼女が大切につけていたリボンがなくなっている

「…あそこに」
木の上…なんてひどいことを

HK「！…待ってて」


「サンヒョク…」
彼女が心配する顔で見る

HK「なに、このぐらい…」
僕は４階から木に飛びうつってリボンを取る

HK「よーし！戻ろ…」

ﾌﾞｱｯ…

HK「！？」

ｸﾞﾗ……ﾄﾞｻｯ

「！サンヒョク…？サンヒョク！」
僕は不慮の事故で愛しい彼女のもとから去ってしまった
彼女の大切にしていたリボンも僕の血で真っ赤に染まっていた

そして…

HK「…A」
僕は彼女のそばに幽霊としている
彼女には僕が見えていない

女生徒「ほら、あの子よ…」


女生徒「サンヒョク君を突き落としてリボンを血に染めた魔女でしょ？怖いわね…」
なんて嘘を…一体誰が？

HK「A…」
彼女を慰めたい…けどさわれない
この苦しみを拭えない

「きゃっ！」


女生徒「あんた気持ち悪いのよ！」
彼女のリボンをとられる

「！あ…返して！」


女生徒「…返してほしいのはこっちよ…サンヒョク君をあんな目に合わせて！」

ｶﾁｯ

「！」
女の子がライターを取り出す

女生徒「こんなもの！」


「や、やめて！」
彼女は女の子に飛びついた

女生徒「ちょっと！離して！」

ﾁﾘ…

「！？きゃああああっ！」
彼女の肌に火が当たった

女生徒「あ…わたしは悪くないからね！」
女の子は去って行った

「！っ…良かった…」
よくないよ…なんで傷ついてまでそんなリボン守ったの？

「サンヒョク…わたし、サンヒョクがいないとやっぱりダメ」
彼女が窓に足をかける

「だから…すぐに行くよ」
なにしてるの…？君も…死ぬの？

HK「！っ…バカ！」

ﾌﾞｱｯ…

「きゃっ！」
風が彼女を教室に押し戻した

HK「…死なないで」


「！サンヒョク…？」


HK「僕はAをちゃんと見てるよ…幸せにもならないで死んだら僕は君を軽蔑する…だから、しっかり生きて…お願い」


「！っ…サンヒョク…サンヒョク！」
厳しいことを言うけど…ごめん

(すべては君に幸せになってほしいからなんだ)

END
幽霊シリーズ終わりました！
リクエストありがとうございます♪

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